古谷 一幸; 若井 栄一 
; 安堂 正巳; 沢井 友次; 中村 和幸 ; 竹内 浩; 岩渕 明*
Furuya, Kazuyuki; Wakai, Eiichi; Ando, Masami; Sawai, Tomotsugu; Nakamura, Kazuyuki; Takeuchi, Hiroshi; Iwabuchi, Akira*
核融合原型炉のブランケットの構造材料には低放射化フェライト鋼F82Hが用いられる予定であり、F82H鋼は固相拡散接合法の一つであるHIP法により一体化される。F82H鋼は核融合反応により発生する高中性子束に曝されるため、材料中の原子の弾き出しやHeやHガスが発生するなどの照射損傷による機械特性の劣化が予想される。本報告は、F82H鋼のHIP接合部の照射損傷をイオン注入装置を用いて調べた結果に関するものである。0.5nmの再結晶粒が形成されているHIP接合部に430
で50dpaのFeイオン,2000appmのHeイオン、及び500appmのHイオンを同時注入した結果、接合部近傍では硬さが増加していたため延性が低下する可能性があり、同時に多数のキャビティーも形成されていたためスウェリングも生ずるものと思われる。これらの照射損傷は接合特性を劣化させる原因となり得る可能性があることから機械試験等による影響の定量化が今後の課題である。
no abstracts in English
使用言語 |
: | English |
|---|---|---|
掲載資料名 |
: | |
巻 |
: | 307-311 |
号 |
: | Part1 |
ページ数 |
: | p.289 - 292 |
発行年月 |
: | 2002/12 |
発表会議名 |
: | 10th International Conference on Fusion Reactor Materials (ICFRM-10) |
開催年月 |
: | 2001/10 |
開催都市 |
: | Baden-Baden |
開催国 |
: | Germany |
キーワード |
: | 低放射化フェライト鋼; 原型炉; F82H鋼; HIP接合法; 硬さ測定; イオンビーム照射; 金属組織観察; FIB加工法; ナノインデンテーション |
論文URL |
: |
|
|---|---|---|
論文解説記事 |
: |
Access |
: |
- Accesses |
|---|---|---|
InCites™ |
: |
パーセンタイル：44.29 分野：Materials Science, Multidisciplinary |
Altmetrics |
: |
[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.
