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花崗岩における岩盤工学に関する調査試験研究; 平成3年度

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関本 善則*; 山下 秀*; 石島 洋二*; 江崎 哲郎*; 松木 浩二*

Sekimoto, Yoshinori*; Yamashita, Shigeru*; Ishijima, Yoji*; Ezaki, Tetsuro*; Matsuki, Koji*

本研究は、岩盤物性と地殻応力に関する研究の一環として、結晶質岩系の花崗岩についての岩盤工学の基礎的研究、すなわち岩盤応力、岩盤の長期安定性および岩盤割れ目の透水性の変化に関する、原位置(釜石原位置試験場)や室内での試験に基づく、基礎的・理論的研究を行うものである。初年度である本年度は、原位置および室内での諸試験に基づき、以下のような研究成果を得た。「岩盤割れ目の透水性の変化に関する研究」では、釜石原位置試験場に分布する割れ目に対してグラウト試験を行い、割れ目湧水の止水に有効なグラウト材を選定し、割れ目内水みちへのグラウト材の伝播様式を検討した。「岩盤の長期安定性に関する力学的物性試験」では、釜石原位置試験場から採取したサンプルを用いて岩石試験を行い、強度の寸法効果やクリープ特性のばらつきを明らかにした。「坑道周辺岩盤の力学的状況の精密調査」では、釜石原位置試験場の坑道周辺での地圧測定や弾性波速度測定を行い、坑道とその周辺岩盤内の地圧分布を明らかにするとともに割れ目の存在による弾性波速度の異方性の程度を明らかにした。「単一不連続面のShear-Flow Coupling特性試験」では、人工割れ目と釜石原位置試験場から採取した自然割れ目の、せん断変位と透水性の関係について、室内試験により明らかにした。最後に「ボーリングコアを用いた高信頼性三次元地圧計測法の開発」では、釜石原位置試験場から採取したボーリングコアを用いて、4つの方法による地圧計測を行い、それぞれの方法の理論的検討等を行った。

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