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高放射性廃液固化研究報告(44) ウランを含有する模擬ガラス固化体浸出層の表面分析

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永木 裕; 岡本 弘信*; 石黒 勝彦; 園部 一志*; 金丸 好行*; 佐々木 憲明

Nagaki, Hiroshi; not registered; Ishiguro, Katsuhiko; not registered; not registered; Sasaki, Noriaki

ウランを含有する模擬ガラス固化体の表面浸出層をオージェ電子分光法、ESCA、SEMで解析し、層内での組成分布、表面形態等に関する知見を得た。又、得られた知見と浸出率に関するデ-タとを合わせて、ウランをはじめとする固化体成分の浸出挙動について考察した。その結果は以下のようにまとめられる。(1)ガラス固化体中のウランは6価状態で存在する。(2)pH=5.7$$sim$$9.5における浸出層はウラン、希土類元素、遷移金属元素等の濃縮が観察された。このとき、ウランの分布はNdに近いものであった。(3)ウラン以外の成分の分布は、ウランを含まないガラスに対するものと一致した。(4)pH=2.3における浸出表面は、激しい侵食に対応する形態を示したが、Zrの濃縮が観察された。ウランの表面濃縮は観察されなかった。(5)一般に、浸出層中における各成分元素の濃縮・枯渇傾向は、それらの浸出率と矛盾なく対応するものであった。特に、既に観察されているウランの低い浸出率は、浸出層での濃縮傾向によって裏づけられた。

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