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2次主冷却系新型予熱ヒータ制御装置の運転特性

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則次 明宏*; 飛田 茂治 ; 神田 一郎*

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本報告書は第6回定期検査時に、2次主冷却系予熱ヒータ制御装置の改造が行われたことに伴い、制御方式別(ゾーン制御方式、ポイント制御方式)の運転特性について、比較調査した結果をまとめたものである。本調査で得られた主な知見は次の通りである。(1)従来のゾーン制御方式に比べ、主冷却器入口Na温度を代表温度として制御するポイント制御方式は、系統Naの温度変化が殆どなく安定した温度制御を行うことができる。厳しい温度条件が要求される試験条件の設定時(臨界点確認試験等)には有効な制御方式である。(2)ポイント制御方式選択時においては、ヒータのON-OFF動作回数が増加し、特に目標温度$$pm$$1$$^{circ}$$C程度の著しい温度制御を要求した場合には、ヒータ用電磁接触器の開閉負担が大きくなる。(3)系統Na温度の昇温特性は、ゾーン制御方式に比べポイント制御方式の方が昇温率は大きくなる。プラント工程上、短時間に系統Na温度を上昇させたい場合には有効である。(4)Na充填・ドレンモード(系統Na温度200$$^{circ}$$C)において、ゾーン制御方式では、系統Na温度は制御設定温度200$$pm$$10$$^{circ}$$Cの上限側約210$$^{circ}$$Cで安定するが、ポイント方式では、ほぼ制御温度設定に近い199$$^{circ}$$Cで一定になるこの約10$$^{circ}$$Cの温度差分、系統放熱量等が減少しポイント制御方式の消費電力が少なくなり、省エネ運転が可能となる。(5)以上の結果をふまえ、通常はゾーン制御方式、試験など特殊な場合にポイント制御方式を制御選択するのが妥当であると考えられる。

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