日本列島における最終氷期最寒冷期の気候

Climatic Condition in the Last Glacial Maximum in Japan

Matsusue, Kazuyuki; Fujiwara, Osamu; Sueyoshi, Tetsuo*

地質環境の長期安定性に関する研究の一つとして、氷期の気温や降水量、永久凍土の分布を予測することは、地下水の流動や水質の変化を予測するために必要である。そのためのデータとして、最終氷期最寒冷期の気候条件を種々のデータから復元した。花粉化石などのデータによれば、当時の年平均気温は現在よりも4 $^{circ}$ C13 $^{circ}$ C低かったと考えられ、降水量は現在の7割5割程度に低下していたと推定される。この気候条件では、本州北部の山岳と北海道には永久凍土が形成されたと想定される。永久凍土の形成深度を、熱伝導の数値シミュレーションを用いて、氷期の北海道の丘陵部を例に解析した結果では、永久凍土の層厚は最大で150mに達することが示された。

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使用言語	:	Japanese
掲載資料名	:	サイクル機構技報
巻	:
号	:	6
ページ数	:	p.93 - 104
発行年月	:	2000/03
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論文URL	:	https://rdreview.jaea.go.jp/gihou/pdf/9891.PDF
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登録番号 : 07-1999-0095
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