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JT-60におけるマイクロフィッションチャンバーを用いた中性子発生率測定

Neutron measurement by using a micro fission chamber on JT-60U

林 孝夫; 西谷 健夫; 石川 正男; 篠原 孝司; 森岡 篤彦

Hayashi, Takao; Nishitani, Takeo; Ishikawa, Masao; Shinohara, Koji; Morioka, Atsuhiko

(1)マイクロフィッションチャンバー:ITERでは核燃料物質を内蔵した小型円筒形の電離箱であるマイクロフィッションチャンバー(MFC)を中性子モニタとして真空容器内に設置する予定である。今回、磁場中($$sim$$2T)での中性子モニタとしての健全性を評価するために、原研で設計開発したMFC(長さ:20mm,直径:14mm,UO$$_{2}$$:12mg,ウラン濃度:90%)をJT-60Uの真空容器外側でトロイダルコイル(TFC)の内側に設置し、計測を行った。(2)Cf-252を用いた絶対較正:トカマクの真空容器内に$$^{252}$$Cf中性子源を置き、真空容器内の各点から検出器の出力に与える寄与(応答関数)を評価した。中性子源の設置場所はトーラス軸状のトロイダル方向に24か所とした。応答関数のトロイダル角依存性は、MFCと直近の中性子モニタで同じ傾向を示し、MFCの検出効率は中性子モニタの約30%であった。(3)JT-60プラズマ放電時の中性子発生率測定:JT-60の重水素プラズマ放電においてMFCで計測した中性子発生率は、JT-60Uの既設の中性子モニタとの優れた線形性を示し、本計測において磁場の影響は見られなかった。またプラズマディスラプション時にノイズ信号は確認されなかったが、NBI装置のブレークダウン時にノイズ信号が確認された。ノイズの発生原因はおそらく検出器からプリアンプまでの長いケーブル配線によるものであり、このノイズ信号を除いた場合の精度はITERで要求されている精度$$leq$$10%を満足した。

no abstracts in English

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