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貴金属触媒を用いる硝酸イオンの還元分解,2; 硝酸塩-ヒドラジン均一溶液を用いた硝酸イオンの還元分解

Degradation of nitrate ion by reduction using precious metal catalyst, 2; Reductive degradation of nitrate ion using homogeneous solution of nitrate salt and hydrazine

富岡 修 ; 門脇 春彦 ; 目黒 義弘  ; 高橋 邦明 ; 加藤 篤*

Tomioka, Osamu; Kadowaki, Haruhiko; Meguro, Yoshihiro; Takahashi, Kuniaki; Kato, Atsushi*

低レベル放射性廃液は中和処理や濃縮などの工程を経て高濃度の硝酸ナトリウム溶液となっている。これら廃液の処分後の安全評価等を考慮すると、処分体中に硝酸体窒素が含まれないようにあらかじめ廃液中の硝酸イオンを除去する技術の開発が望まれる。そこでPdとCuをゼオライトに担持した金属触媒とヒドラジンを還元剤として用い、5M硝酸ナトリウム溶液中の硝酸イオンを化学的に窒素ガスに分解する方法を検討した。加温した硝酸ナトリウム溶液とヒドラジンの混合溶液を触媒と接触させる方法において、硝酸イオンの分解効率に及ぼす触媒と還元剤の量の影響を調べた。ヒドラジン量を増すとともに硝酸イオンの残存量が低下し、[N$$_{2}$$H$$_{4}$$]/[NO$$_{3}$$$$^{-}$$]が1.65以上でほぼ99%の硝酸イオンを分解できた。亜硝酸イオンはほとんど存在しなかった。[N$$_{2}$$H$$_{4}$$]/[NO$$_{3}$$$$^{-}$$]が小さいとき、触媒量の増加とともに脱硝効率が増加した。アンモニアへの転換率は触媒量の増加とともにわずかに減少した。この結果から触媒や還元剤の種類のみならず、操作方法によっても副生成物の発生量を抑制できる可能性を見いだした。

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