原子炉によるRIの製造と供給

RI prodection and supplyment with the research and testing reactor

河村 弘

Kawamura, Hiroshi

国内で放射性同位元素(以下「RI」という。)の製造を行っている試験研究炉としては、独立行政法人日本原子力研究開発機構(以下「原子力機構」という。)の原子力科学研究所が有するJRR-3及びJRR-4、大洗研究開発センターが有する材料試験炉(Japan Materials Testing Reactor。以下「JMTR」という。)が挙げられる。現在、JMTRは平成23年度の再稼動を目指し、改修を行っている。再稼動後の産業利用拡大の一つとして、放射性医薬品である99mTcの親核種である99Moの製造を検討している。ここでは、各試験研究炉(JRR-3, JRR-4及びJMTR)を用いたRI製造の現状とJMTRを用いたRI製造に関する今後の展望について紹介する。

In Japan, the reactors with which the radioisotopes have been producted, are JRR-3, JRR-4 and JMTR owned by JAEA. JMTR aims at re-operation from 2011year and is under the refurbishment presently. As one of the expansion of industry use, the production of 99Mo of medical RI will be considered with JMTR. In this time, the status and future plan of RI production with JRR-3, JRR-4 and JMTR will be presented.