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リニアック

J-PARC linac

長谷川 和男

Hasegawa, Kazuo

J-PARC加速器の初段となるリニアックは、181MeVまで加速して3GeVシンクロトロンに入射する運転を行っている。リニアックには、エネルギーやビーム強度とともに、低いエミッタンスと正確なエネルギーという厳しい要求が求められており、それを実現するために加速空洞の精密な製作や据え付け、高周波電場の制御を精密に行うなどの工夫を取り入れている。リニアックは2007年1月に所期のエネルギーである181MeV加速を達成した。しかし2008年9月にRFQの放電が多発し、安定な運転が継続できない問題が顕在化した。そこでクライオポンプの追加などの真空性能向上の対策を施し、実用運転できるまでに性能が回復した。さらに、性能向上として400MeVまでエネルギーを増強してビームパワーの向上を図る計画が進められ、そのためのACS型加速空洞の量産を行っている。本稿では、こうしたリニアックの特徴や運転経験,性能向上について解説する。

no abstracts in English

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