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Skyrme-Hartree-Fock法を用いたハイパー核の核分裂

Hypernuclear fission with Skyrme-Hartree-Fock approach

湊 太志   ; 千葉 敏; 萩野 浩一*

Minato, Futoshi; Chiba, Satoshi; Hagino, Koichi*

幾つかの変形原子核は、ハイペロンであるラムダ($$Lambda$$)粒子を与えられると球形に近づくことが知られている。これはラムダ粒子と核子間の相互作用が引力であるためである。このラムダ粒子の変形度に対する効果は、核分裂バリアにも影響を与えているはずである。その影響を調べるために、本研究ではSkyrme-Hartree-Fock法を用いて重いラムダハイパー核の核分裂の計算を行った。本研究では$$Lambda$$N間相互作用としてSkyrme型の相互作用を用い、ラムダ粒子は常に最低の一粒子準位エネルギーにいると仮定した。計算の結果、重い原子核にラムダ粒子を与えると核分裂バリアはおよそ200keV高くなることがわかった。また、ラムダ粒子は重い分裂片に引き寄せられていく傾向にあり、この結果はCERNで行われた実験結果と一致する。本発表ではさらに、重いラムダハイパー核の変形度及びコア中のラムダ粒子の運動についても議論する。

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