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Hydrogen structure study by high pressure neutron diffraction using total scattering spectrometer NOVA

高強度全散乱装置NOVAを利用した高圧中性子回折による水素構造研究

本田 充紀   ; 服部 高典   ; 佐野 亜沙美   ; 町田 晃彦; 片山 芳則; 有馬 寛; 小松 一生*; 大下 英敏*; 大友 季哉*

Honda, Mitsunori; Hattori, Takanori; Sano, Asami; Machida, Akihiko; Katayama, Yoshinori; Arima, Hiroshi; Komatsu, Kazuki*; Oshita, Hidetoshi*; Otomo, Toshiya*

大強度陽子加速器施設J-PARCに建設された高強度中性子全散乱装置NOVAでは、水素貯蔵材料の中の金属-水素,水素-水素相互作用を知ることができる。希土類水素化物のLaH$$_{2}$$は高圧下11GPで構造相転移が起こることが放射光X線を用いた研究でわかっている。しかしながら、水素の占有率や占有サイトの解明には至っていないため、高圧中性子回折実験によりそれを解明する。今回小型高圧発生装置パリエディンバラプレスプレスをNOVAへ導入し高圧中性子実験を行ったので報告する。LaH$$_{2}$$及びLaD$$_{2}$$においては、常温・常圧下においてバナジウム管に封入した試料の中性子散乱実験も同時に行った。高圧中性子回折実験へ向けて、Al$$_{2}$$O$$_{3}$$を0ton, 50tonに加圧した中性子回折パターンを比較すると、50tonに加圧した結果では、圧力媒体が若干抜けることにより回折ピークのブロードニングを確認したが、高圧下においても、高圧中性子回折実験が可能な段階に到達したことを確認した。

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