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ベリリウム金属間化合物を用いた軽量化水素吸蔵合金の合成技術開発

Synthesis of beryllium inter-metallic compounds as a hydrogen storage material

金 宰煥; 岩切 宏友*; 中道 勝

Kim, Jae-Hwan; Iwakiri, Hirotomo*; Nakamichi, Masaru

水素吸蔵合金の高吸蔵性能化, 軽量化, 材料安定化による先進材料開発は、水素貯蔵システムの高性能化を図る上で不可欠なものである。現在、水素吸蔵合金としてはTi系, Ni系, Mn系, Mg系合金など色々と提案されているが、低水素吸蔵量, 高重量, 微粉化といった問題を有している。その中、Be系合金は以下3点の特性をもつ。(1)水素吸蔵比(H/M)が高い、(2)非常に軽量な材料である、(3)高融点材料であり、安定した金属構造体を維持できる、(4)高熱伝導性の物質である。これらのことから、水素吸蔵合金の軽量化及び高熱伝導性が図られ、輸送や加熱等の消費エネルギーコスト低減が期待される。しかしながら、Be系合金は室温での平衡解離圧が大きく、高圧でないと水素を吸蔵しないという問題を有するとともに、Be系合金の合成法が確立されておらず、またその取扱いに係る安全性の観点から、Be系合金に関する研究が極めて少ないのが現状である。日本原子力研究開発機構では、研究機関としては唯一のBeの取扱施設を有し、先進的な中性子増倍材としてのベリリウム金属間化合物(ベリライド)の研究開発を実施しているが、新たな課題として、ベリライドを用いた軽量水素吸蔵合金の合成技術開発にも取組んでいる。本発表では吸蔵合金の合成法の紹介や基礎特性評価結果について報告するものである。

no abstracts in English

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