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福島第一原子力発電所事故で放出されたCs-137の森林土壌中の深度分布とその経年変化

Temporal changes in the vertical distribution of $$^{137}$$Cs in forest soil profiles after the Fukushima nuclear accident

武藤 琴美; 安藤 麻里子  ; 小嵐 淳   ; 松永 武

Muto, Kotomi; Atarashi-Andoh, Mariko; Koarashi, Jun; Matsunaga, Takeshi

福島第一原子力発電所事故により大気中に放出された放射性Csは、その多くが森林に沈着し、現在も残留している。本研究では日本の森林土壌における放射性Csの挙動を明らかにするために、植生や土壌の性質が異なる福島県内の森林において放射性Cs深度分布調査を行った。調査は2011年6月と7-8月、2012年3月、2013年8月の計4回実施した。試料は表層リター及び土壌に分けて採取を行った。土壌試料は表層リターを採取した後に、同じ場所からコアサンプラー(藤原製作所製、HS-25L)を用いて採取して冷凍保存し、実験室で深さ毎に分割した後で乾燥させた。調製後の土壌試料及びリター試料はGe半導体検出器(ORTEC製、GEM20P4-70)により$$gamma$$線測定を行った。調査の結果、事故時に落葉していた広葉樹林では、地表面に沈着した$$^{137}$$Csがリターの分解により土壌表層へ移行し、2.5年後には土壌0-1cm層で最も存在割合が高かった。一方針葉樹林では、事故時に$$^{137}$$Csの沈着を受けた葉がその後徐々に落葉することで、リター層での$$^{137}$$Csの存在割合が継続して高くなっていた。

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