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上幌延泥火山における電気探査とボーリング調査; 泥火山噴出物のESR年代測定に向けて

Electric resistivity and boring surveys at the Kamihoronobe mud volcano for ESR dating

宮川 和也   ; 宮良 信勝; 徳安 佳代子; 清水 麻由子   

Miyakawa, Kazuya; Miyara, Nobukatsu; Tokuyasu, Kayoko; Shimizu, Mayuko

泥火山とは、非火山性地域において地下深部から地下水やガスを伴い噴出した泥により形成された地形的高まり、と定義されており、泥火山現象は地下から地表への物質の移行経路として機能する。このため、泥火山は、高レベル放射性廃棄物の地層処分に関する地質環境の長期安定性の評価の観点から、避けるべき現象とされている。泥火山現象は、地下深部の異常間隙水圧と密接に関連しており、その生成メカニズムの解明を通して、異常間隙水圧との関連性をより明らかにすることが望ましい。本研究は、泥火山噴出物中に含まれる石英粒子を対象としたESR年代測定による泥火山の活動年代の調査を通して、その形成メカニズムを調査することを目的としている。本発表では、試料採取のために実施した比抵抗電気探査とボーリング調査の結果を述べる。電気探査の結果は、深部50mまで一様な5$$Omega$$m以下の低比抵抗領域の分布が確認され、高塩分濃度の地下水で飽和された噴出物が幅数十mの領域で少なくとも50mの深さまで堆積していることが示唆された。泥質噴出物の全岩組成の深度分布は、局所的な濃淡はあるものの、相対的に一様な組成であり、下部の地層からの噴出物であることが示唆された。なお、本研究はJSPS科研費JP26630468の助成を受けたものである。

no abstracts in English

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