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人形峠鉱山跡地の植生と表層土壌の理化学性との関係について

Relationship between vegetation and physical-chemical properties of surface horizon in Ningyo-toge mine

Jiang, X.*; 田村 憲治*; 浅野 眞希*; 春間 俊克  ; 高橋 純子*; 福山 賢仁; 山路 恵子*

Jiang, X.*; Tamura, Kenji*; Asano, Maki*; Haruma, Toshikatsu; Takahashi, Junko*; Fukuyama, Kenjin; Yamaji, Keiko*

人形峠鉱山の露天採掘場跡地は、人為的な攪乱がないにもかかわらず、20年間にススキ草原のままで遷移が進んでいない。植物の成長を支える土壌の諸性質と植物の分布との関係について解明するために、土壌の一般理化学性分析,データ解析および土壌微細形態観察を行った。植生調査により、研究地の端において樹木の植被率が高い値を示した。土壌の一般理化学性において、細孔隙率は、研究地の端の樹木の植被率が高い地点における表層土壌孔隙率がやや高いことが明らかになった。主成分分析の結果により、3つの主成分は全体の38.3%, 63.7%, 83.4%を示した。第一主成分は全炭素量および全窒素量であった。第二主成分は三相分布を示した。第三主成分はpH(H$$_{2}$$O)を表した。回帰分析を行った結果、木本植物,湿性草本植物,草本植物の植被率は個別の理化学性に著しい線形相関がないことを示した。表層土壌の微細形態観察結果から、植物根やより分解の進んだ有機物が多く確認され、湿性な立地の土壌の微細なペッドは適潤な立地の土壌よりも発達してないことがわかった。以上のことから、土壌の特性が植生の発達程度や種組成に影響を及ぼしていることが示唆された。

no abstracts in English

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