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スピン1/2三角格子反強磁性体$$mathrm{Ba_3CoSb_2O_9}$$の構造的な連続励起と短距離相関

Structured excitation continuum and short-range correlations in a spin-1/2 triangular lattice antiferromagnet $$mathrm{Ba_3CoSb_2O_9}$$

児島 佑樹*; 中島 健次  ; 栗田 伸之*; 田中 秀数*; 河村 聖子   ; 村井 直樹  

Kojima, Yuki*; Nakajima, Kenji; Kurita, Nubuyuki*; Tanaka, Hidekazu*; Kawamura, Seiko; Murai, Naoki

スピン1/2 Heisenberg三角格子反強磁性体の基底状態は120$$^circ$$構造の秩序を持つというコンセンサスがある。一方でスピン1/2 Heisenberg三角格子反強磁性体$$mathrm{Ba_3CoSb_2O_9}$$の磁気励起スペクトルには線形スピン波理論では説明できない特徴が現われており、議論が続いている。その顕著な例としてロトン的極小現象と構造的な連続励起が挙げられる。ロトン的極小現象においては連続励起との準位反発などの理論的提案がいくつかなされているが、構造的な連続励起については今後の理論的解明が期待されている。今回の発表では我々は$$mathrm{Ba_3CoSb_2O_9}$$の磁気励起スペクトルの温度変化から構造的な連続励起における特徴を明らかにする。我々はJ-PARC物質・生命科学実験施設(MLF)の冷中性子ディスクチョッパー型分光器AMATERASを用いて3点の温度条件で$$mathrm{Ba_3CoSb_2O_9}$$の磁気励起スペクトルを得た。常磁性相($$T=4.3$$K)の励起スペクトルでは単マグノンのブランチは崩壊していたが、構造的な連続励起は常磁性相でも構造を残すことが明らかになった。

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