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竹内 真司; 中谷 勝哉*; 松木 浩二*; 新井 孝志*; 大村 和夫*; 荒井 靖
no journal, ,
現在、地熱開発や放射性廃棄物の地層処分に関する技術開発等の分野では地下水流動のモニタリングが求められている。一方、軍用センサーとして開発されてきた傾斜計の民生化に伴い、高精度傾斜計を用いた地下水流動のモニタリング技術が注目されている。傾斜計の代表的な機種としては、米国ピナクル社によって開発されたTiltmeterがある。長さが107cm,外径が6.4cmで、内部にある水準器によって1ナノラジアンという高い精度で傾斜量を測定できる。地表で測定された傾斜データを用いて地下深部における地下水流動を評価する手法がVascoらによって提案されている。しかし、Vascoらの方法には問題点も多い。本研究では、まず、Vascoらによって提案された方法をもとに幾つかの問題点を修正し、傾斜データを逆解析することで地下水の流動状況をより正確に評価する手法の開発を行い、次に、開発した手法を用いて、岐阜県東濃地域における立坑掘削に伴う地表面傾斜量変化の測定値から、同地域の水理学的構造を推定した。