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Setoodehnia, K.*; Chen, A. A.*; 小松原 哲郎*; 久保野 茂*; Binh, D. N.*; Carpino, J. F.*; Chen, J.*; 橋本 尚志*; 早川 岳人; 石橋 陽子*; et al.
Physical Review C, 83(1), p.018803_1 - 018803_4, 2011/01
被引用回数:12 パーセンタイル:60.53(Physics, Nuclear)Sの陽子が非束縛な状態は、古典的な新星爆発やI型X線バーストにおける水素爆発の温度でのP(, )S熱核反応率を強く影響する。特に、スピンとパリティが3と2の同定されている4.7から4.8MeVの励起エネルギーに存在する未観測の2つの状態が反応率に強く影響すると予言されている。最近の実験では、2つの候補の状態が4.699MeVと4.814MeVに観測されたが、実験的にはスピンとパリティの情報が得られていない。われわれはSi(He, )S反応を用いて、Sのインビーム線核分光を行った。スピンとパリティはよく知られているミラー核の状態との比較から同定した。
橋本 尚志; 石山 博恒*; 石川 智子*; 川村 隆史*; 中井 浩二*; 渡辺 裕*; 宮武 宇也; 田中 雅彦*; 渕 好秀*; 吉川 宣治*; et al.
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 556(1), p.339 - 349, 2006/01
被引用回数:33 パーセンタイル:88.99(Instruments & Instrumentation)三次元の飛跡検出型の比例ガス検出器を開発した。ゲーティンググリッドの採用により、410個/秒の荷電粒子入射に対しても安定な性能を持続できる。ほぼ100の検出効率を持つので、ビーム強度の弱い短寿命核ビームによる天体核反応率の測定実験に最適な検出器である。
静間 俊行; Stevenson, P. D.*; Walker, P. M.*; 藤 暢輔; 早川 岳人; 大島 真澄; 古野 興平*; 小松原 哲朗*
Physical Review C, 65(6), p.064310_1 - 064310_12, 2002/06
被引用回数:15 パーセンタイル:62.78(Physics, Nuclear)Er(O,4n)反応を用いて、Os原子核の高スピン状態の研究を行った。その結果、半減期48ナノ秒,の核異性体とともに、新しい負パリティ状態の観測に成功した。多準粒子配位の計算から、ニルソン準位による配位を決定した。また、ポテンシャルエネルギー表面の計算結果から、Os原子核の高スピン負パリティ状態において、3軸非対称変形が現れることがわかった。さらに、の核異性体の崩壊における量子数の役割について明らかにした。
Zhang, Y.*; 早川 岳人; 大島 真澄; 片倉 純一; 初川 雄一; 松田 誠; 草刈 英榮*; 菅原 昌彦*; 小松原 哲朗*; 古野 興平*
Physical Review C, 65(1), p.014302_1 - 014302_15, 2002/01
被引用回数:20 パーセンタイル:69.99(Physics, Nuclear)中性子数,陽子数ともに奇数の原子核Irの縞スピン核構造を調べた。タンデム加速器を使ってSm(P, 5ng)反応によりIrを生成し、励起関数,X-,--t同時計数測定を行った。新たに4個の回転バンド(状態群)が観測され、これらの励起エネルギーの特徴とB(M1)/B(E2)比から、内部配位を決定した。1つのバンドで見つかった指標逆転現象について系統性を議論した。
静間 俊行; 松浦 勝之*; 藤 暢輔; 早川 岳人; 大島 真澄; 初川 雄一; 松田 誠; 古野 興平*; 佐々木 康之*; 小松原 哲朗*; et al.
Nuclear Physics A, 696(3-4), p.337 - 370, 2001/12
被引用回数:20 パーセンタイル:73.75(Physics, Nuclear)Osの高スピン状態を、170Er(18O,5n)反応を用いて生成した。その結果、5つの回転バンドを新たに観測し、gファクターから準粒子配位を決定した。また、励起状態 5000MeV程度に、2つの核異性体を観測した。その内の1つは、K量子数43/2を有し、基底状態回転帯(K=9/2)へ、K量子数の差17を伴う遷移をしていることが明らかになった。本論文では、量子力学的トンネリグ模型を用いて、この核異性体の崩壊機構を解明する。
Zhang, Y. H.*; 早川 岳人; 大島 真澄; 藤 暢輔; 片倉 純一; 初川 雄一; 松田 誠; 篠原 伸夫; 石井 哲朗; 草刈 英榮*; et al.
European Physical Journal A, 8(4), p.439 - 442, 2000/09
被引用回数:14 パーセンタイル:60.66(Physics, Nuclear)中性子数,陽子数ともに奇数であるIrの核構造を調べた。Sm(P,5n)反応によりIr核を生成し、励起関数、X-,--t同時係数測定を行って、高励起状態での準位構造を明らかにした。新たに2つのバンド構造が観測され、これらの励起エネルギーの特徴とB(M2)/B(E2)比から、それらの内部配位がhiとhiであることを結論付けた。この領域で系統的に見つかっている指標逆転現象が観測された。この現象の現れるスピン値についての系統性を明らかにした。
初川 雄一; 早川 岳人*; 古高 和禎*; 中田 仁*; 木寺 正憲*; 石井 哲朗; 大島 真澄; 御手洗 志郎*; 草刈 英栄*; 菅原 昌彦*; et al.
Z. Phys., A, 359, p.3 - 4, 1997/00
Z=N=28近傍原子核の核構造の研究としてCuの高スピン状態の研究を行った。重イオン核反応を用いることにより今まで観測されていない高スピン状態を得た。原研タンデム加速器からのSiビームを用いてCa+Si反応により励起されたCuを得た。10台のアンチコンプトンHPGe検出器と荷電粒子検出器(Si-ball)との組み合せにより-同時計測を行った。得られた-同時計測イベントの解析により約30本の新たな線を見出した。これらより約9MeVまでの高スピン状態を含むレベルスキームを構築した。さらにDCO解析によりイラストレベルのスピンを決定した。得られた結果はシェルモデル計算と比較を行った。
大島 真澄; 古野 興平*; 小松原 哲郎*; 早川 岳人*; 古高 和禎*; 木寺 正憲*; 御手洗 志郎*; 静間 俊行*; 初川 雄一; 石井 哲朗
中重核の構造 (理研シンポジウム), 0, p.72 - 77, 1996/00
筑波大学・九州大学・千葉大学を中心とする大学連合と共同して原研タンデムブースター施設に建設した多重ガンマ線検出器アレイ(ミニクリスタルボール)を用いて、核分光共同実験を行った。今回、共同実験の概要を明らかにすると同時に、最初に行った表題の実験成果を発表する。Zn及びNi核の高スピン状態の特徴を述べる。
静間 俊行; 早川 岳人; 大垣 英明*; 豊川 弘之*; 小松原 哲朗*; 菊澤 信宏; 民井 淳*; 中田 仁*
no journal, ,
高エネルギー加速電子とレーザー光との相対論的コンプトン散乱によって得られるレーザー逆コンプトン線を用いて、Pbの核共鳴散乱実験を行った。ビーム偏光面に対する散乱線強度の非対称度を測定し、磁気双極子遷移を観測した。その結果、励起エネルギー7.3MeV付近に1準位を観測し、基底状態への遷移強度を決定した。本講演では、実験手法及び解析結果について報告する。
静間 俊行; 早川 岳人; 大垣 英明; 豊川 弘之*; 小松原 哲朗*; 菊澤 信宏; 民井 淳*; 本間 道雄*; 中田 仁*
no journal, ,
準単色な直線偏光線ビームを用いて、Pb, Fe, Caなどの閉殻核やその近傍核の磁気双極子(M1)遷移の測定を行った。M1遷移は、おもに、核子スピンの反転によって引き起こされ、その励起エネルギーや強度は原子核構造の詳細を反映する。また、ニュートリノ反応との類似性からニュートリノ反応断面積を推定でき、天体核物理分野においても、M1遷移強度の精密測定は重要である。本発表では、Pb, Fe核に対する核共鳴散乱線の測定結果、及び、自己無撞着な乱雑位相近似模型,殻模型を用いた理論分析結果について報告する。
静間 俊行; 早川 岳人; 大垣 英明; 豊川 弘之*; 小松原 哲朗*
no journal, ,
産業技術総合研究所のレーザーコンプトン線ビームを用いて、鉄56の核共鳴散乱実験を行った。核共鳴散乱反応は、よく知られた電磁相互作用によって引き起こされるため、核模型によらずに核遷移モーメントなどの情報を得ることができる。核遷移モーメントの大きさは、散乱線の強度から求めることができる。しかしながら、核共鳴散乱反応では、電気双極子遷移と磁気双極子遷移が同時に観測されるため、通常の測定では、遷移の多重極度を求めることが困難である。そこで、高い直線偏光度を持つレーザーコンプトン線を用いて散乱線の測定を行った。線ビームの偏光面を縦方向と横方向に変え、偏光面と散乱線の放出方向の相関を調べた。本報告では、実験結果とともに、殻模型計算との比較分析結果について報告する。
静間 俊行; 早川 岳人; 菊澤 信宏; 大垣 英明; 豊川 弘之*; 小松原 哲朗*
no journal, ,
高い偏光度を持つ準単色レーザーコンプトン線を用いて鉄領域核の核共鳴蛍光散乱実験を行った。大容量の高純度ゲルマニウム検出器を用いて共鳴散乱線を測定した。入射線の偏光軸と散乱線の放出角度の相関から遷移の多重極度を決定した。その結果、多数の磁気的双極子励起や電気的双極子励起に基づく準位を観測した。本講演では、測定手法やデータ解析結果について報告する。