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籏野 嘉彦; 勝村 庸介; Mozumder, A.*
Charged Particle and Photon Interactions with Matter; Recent Advances, Applications, and Interfaces, 1045 Pages, 2010/12
この本は「荷電粒子及びフォトンと物質との相互作用; 最近の進歩,応用及びインターフェイス」について最近の研究成果をまとめている。この本の編集・執筆は、これと類似の題目の「荷電粒子及びフォトンと物質との相互作用; 化学,物理化学,生物学及びこれらの応用」A.Mozumder,籏野嘉彦編、Marcel Dekker, New York(2004)に対して広く国際的に多くのコミュニティーから高い評価を受けたことに、その背景がある。この前編は、キュリー,レントゲン以降100年間の放射線・物質相互作用基礎研究の成果を次世紀へ向けてまとめる目的で開催されたIAEAの10年間プロジェクトがもとになって編集・執筆された。これに対する高い評価と要望とは、このような後ろ向きのまとめでなく、前向きに、現在の進歩の状況及び将来展望、最近盛んになりつつある応用とインターフェイスの構築について編集・執筆して欲しいというものである。このようにして、この本では相互作用の初期過程及び基礎過程について最近の研究の進歩と将来展望をまとめるとともに物質,環境,バイオ,宇宙,原子力などの広範な科学・技術への応用とインターフェイスについてまとめている。
Mozumder, A.*; 横谷 明徳; 勝村 庸介; 籏野 嘉彦
JAEA-Review 2008-013, 37 Pages, 2008/06
このReviewは、標記の課題について、A.Mozumderによるセミナー等の研究集会における講演と横谷明徳, 勝村庸介, 籏野嘉彦等と行った情報・意見交換の内容をまとめたものである。A.Mozumderは日本学術振興会外国人招へい研究者(短期)(受入研究者:籏野嘉彦、期間:2007年9月27日から11月17日まで、研究課題:「荷電粒子及びフォトンと物質との相互作用」)として日本原子力研究開発機構先端基礎研究センターに招へいされた。標記の課題は、上記の相互作用のいずれの場合においても共通に生成される反応分子種のうちから最も重要なものとして電子を選んで、特に凝縮相におけるその振る舞いについて述べたもので、A.Mozumderが行った本機構(東海及び高崎地区)及び国内の諸大学、研究機関でのセミナー等の講演、本センターが主催した国際シンポジウムASR2007及び放射線化学討論会(京都)での招待講演、本センターの勝村・横谷グループと頻繁に行った情報・意見交換の内容をまとめたものである。