Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
出田 真一郎*; Johnston, S.*; 吉田 鉄平*; 田中 清尚*; 森 道康; 安齋 太陽*; 井野 明洋*; 有田 将司*; 生天目 博文*; 谷口 雅樹*; et al.
Physical Review Letters, 127(21), p.217004_1 - 217004_6, 2021/11
被引用回数:6 パーセンタイル:60.19(Physics, Multidisciplinary)Hybridization of Bogoliubov quasiparticles (BQPs) between the CuO layers in the triple-layer cuprate high-temperature superconductor BiSrCaCuO is studied by angle-resolved photoemission spectroscopy (ARPES). In the superconducting state, an anti-crossing gap opens between the outer- and inner-BQP bands, which we attribute primarily to interlayer single-particle hopping with possible contributions from interlayer Cooper pairing. We find that the -wave superconducting gap of both BQP bands smoothly develops with momentum without abrupt jump in contrast to a previous ARPES study. Hybridization between the BQPs also gradually increases in going from the off-nodal to the anti-nodal region, which is explained by the momentum-dependence of the interlayer single-particle hopping. As possible mechanisms for the enhancement of the superconducting transition temperature, the hybridization between the BQPs, as well as the combination of phonon modes of the triple CuO layers and spin fluctuations are discussed.
Deng, Z.*; Jin, C. Q.*; Liu, Q. Q.*; Wang, X. C.*; Zhu, J. L.*; Feng, S. M.*; Chen, L. C.*; Yu, R. C.*; Arguello, C.*; 後神 達郎*; et al.
Nature Communications (Internet), 2, p.1425_1 - 1425_5, 2011/08
被引用回数:160 パーセンタイル:93.76(Multidisciplinary Sciences)(Ga,Mn)Asは典型的な強磁性III-V族半導体として知られている。これは3価のGa原子を2価のMnで置き換えたものであるが、化学的溶解度が限られているため準安定であり、薄膜でしか製作できないものであった。また電子ドープも行うことができなかった。この困難な条件を超えるため、Masekらは理論的にI-II-V族半導体LiZnAsを提案した。この物質では原子価が等しい(Zn,Mn)の置き換えによる磁性の発現とLi濃度を過剰あるいは不足させることによるキャリアードープを独立に制御可能である。本研究では世界で初めてバルクな状態でのLi(ZnMn)Asの合成に成功した。わずかにLiを過剰にすることで、50Kまでの温度で強磁性が現れること、またp型のキャリアーを持つことが観測され、これらの結果を報告した。
Mounce, A. M.*; Oh, S.*; Mukhopadhyay, S.*; Halperin, W. P.*; Reyes, A. P.*; Kuhns, P. L.*; 藤田 和博*; 石角 元志; 内田 慎一*
Nature Physics, 7(2), p.125 - 128, 2011/02
被引用回数:7 パーセンタイル:47.2超伝導磁束が電気的に帯電され特に高温超伝導体で増大されることが予言されている。ホール効果と核磁気共鳴(NMR)の実験は渦核での電荷の蓄積の存在を示唆するがその効果は小さくて解釈は論争の的となっている。ここでわれわれは、もしボルテックスコアに電荷が補足されるならアブリコソフ磁束格子(超伝導体の混合状態の特徴である)は十分に高い磁場で不安定になることを示す。Bi2212単結晶のボルテックスによって生成された磁場のNMR測定はそれぞれ210程度のパンケーキ磁束を伴う、静電的に駆動された磁束格子の再構成の証拠を提供する。また、それはドーピングにより理論的な見積もりと一致する。
Mounce, A. M.*; Oh, S.*; Mukhopadhyay, S.*; Halperin, W. P.*; Reyes, A. P.*; Kuhns, P. L.*; 藤田 和博*; 石角 元志; 内田 慎一*
Physical Review Letters, 106(5), p.057003_1 - 057003_4, 2011/02
被引用回数:8 パーセンタイル:50.6(Physics, Multidisciplinary)磁性と超伝導の競合は高温超伝導メカニズムの核心であり、それは磁束コア付近で最も顕著に見られる。渦の磁性を調べるためにわれわれはNMR(核磁気共鳴)スピン格子緩和分光法に基づいた空間分解プローブを開発した。この装置を用いたアプローチによってわれわれはBiSrCaCuOの磁束コアに伴うスピン密度波を発見した。それは走査型トンネル顕微鏡実験で報告された局所状態密度におけるチェッカーボードパターンと類似している。われわれはスピン変調振幅と磁束コアからの減衰長を=30Tまで決定した。
平田 靖透*; 小嶋 健児*; 内田 慎一*; 石角 元志; 伊豫 彰*; 永崎 洋*; 田島 節子*
Physica C, 470(Suppl.1), p.S44 - S46, 2010/12
被引用回数:2 パーセンタイル:12.09(Physics, Applied)多層系HgBaCaCuO ( = 2, 3, 4, and 5)多層系HgBaCaCuOの赤外反射率スペクトルを測定した。多層CuO面間のジョセフソン結合に付随した光学プラズマモードは、反射率スペクトルのc軸成分に以下で出現する。二層と三層化合物において、光学ジョセフソンプラズマモードはこれまでにないほど高い周波数、700-800cmに以下で出現する。プラズマ周波数は四層と五層化合物においてかなり減少する。これは、内側CuO面内の超伝導秩序の抑圧を示しており、NMR実験の結果と一致している。
石田 茂之*; 中島 正道*; 富岡 泰秀*; 伊藤 利充*; 宮沢 喜一*; 鬼頭 聖*; Lee, C.-H.*; 石角 元志; 社本 真一; 伊豫 彰*; et al.
Physical Review B, 81(9), p.094515_1 - 094515_6, 2010/03
被引用回数:21 パーセンタイル:64.58(Materials Science, Multidisciplinary)知られている鉄系超伝導体の中で、最も高い超伝導転移温度を持つ酸素欠損の鉄ヒ素化物FeAsO (: La and Nd)において、特長的な常伝導状態電荷輸送が見つかった。この系における「ドーピング」の効果はおもに、high- 銅酸化物におけるそれと異なり、おもにキャリア散乱によっている。最大の =28KのLa系の超伝導領域において、低温の抵抗は 項に支配される。一方で、40Kより高い を持つNd系ではキャリアはに比例する電気抵抗と小さな磁気抵抗を示す強い散乱を受ける。このような強い散乱が鉄系の高い 超伝導性にとって決定的なものとなっている。
橋本 信*; 吉田 鉄平*; 田中 清尚*; 藤森 淳*; 奥沢 誠*; 脇本 秀一; 山田 和芳*; 掛下 照久*; 永崎 洋*; 内田 慎一*
Physical Review B, 79(14), p.140502_1 - 140502_4, 2009/04
被引用回数:14 パーセンタイル:52.2(Materials Science, Multidisciplinary)In underdoped cuprates, only a portion of the Fermi surface survives as Fermi arcs due to pseudogap opening. In hole-doped LaCuO, we have deduced the "coherence temperature" of quasiparticles on the Fermi arc above which the broadened leading edge position in angle-integrated photoemission spectra is shifted away from the Fermi level and the quasiparticle concept starts to lose its meaning. is found to rapidly increase with hole doping, an opposite behavior to the pseudogap temperature . The superconducting dome is thus located below both and , indicating that the superconductivity emerges out of the coherent Fermionic quasiparticles on the Fermi arc. remains small in the underdoped region, indicating that incoherent charge carriers originating from the Fermi arc are responsible for the apparently metallic transport at high temperatures.
保房 宏昭*; 石田 茂之*; 藤田 和博*; 石角 元志; 小嶋 健児*; 永崎 洋*; 内田 慎一*
Physical Review B, 79(6), p.064507_1 - 064507_6, 2009/02
被引用回数:42 パーセンタイル:79.26(Materials Science, Multidisciplinary)銅酸化物超伝導体BiSrCaCuO (Bi2212)の超伝導臨界温度について、CuO面外のさまざまな格子サイトでの乱れの効果を調べた。最も顕著な乱れは、頂点酸素原子を含む近くのブロック層内のSrサイトであることがわかった。
橋本 信*; 田中 清尚*; 吉田 鉄平*; 藤森 淳*; 奥沢 誠*; 脇本 秀一; 山田 和芳*; 掛下 照久*; 永崎 洋*; 内田 慎一*
Physica C, 460-462(2), p.884 - 885, 2007/09
被引用回数:3 パーセンタイル:17.83(Physics, Applied)高温超伝導研究において、より高温から現れる擬ギャップと超伝導ギャップの関係の解明は重要な課題である。本研究では、広い濃度領域のLaSrCuOと過剰酸素導入により超伝導化したLaCuOを用い、角度積分光電子分光を温度変化させて測定し、擬ギャップと超伝導ギャップを調べた。結果、擬ギャップは低ホール濃度へ向かって増大して行くのに対し、超伝導ギャップは超伝導を示す試料でほとんど一定であった。これらの結果は、超伝導ギャップがフェルミ面アーク付近(0,0)-(,)で開き、擬ギャップはフェルミ面の(,0)近傍で開くことで説明でき、低ホール濃度ではフェルミアークが小さくなることから、超伝導ギャップは大きくなれないことを示している。
橋本 信*; 吉田 鉄平*; 田中 清尚*; 藤森 淳*; 奥沢 誠*; 脇本 秀一; 山田 和芳*; 掛下 照久*; 永崎 洋*; 内田 慎一*
Physical Review B, 75(14), p.140503_1 - 140503_4, 2007/04
被引用回数:66 パーセンタイル:88.57(Materials Science, Multidisciplinary)高温超伝導体LaSrCuOの低濃度から高濃度に渡る試料と、過剰酸素を導入したLaCuOの試料を用いて、角度積分光電子分光実験を行った。結果、超伝導ギャップと擬ギャップは異なるホール濃度依存性を示した。ホール濃度の低下に伴い、超伝導ギャップエネルギーは小さいままほとんど変化しないのと対照的に、擬ギャップエネルギーと擬ギャップ温度は顕著な増加を示した。この結果は、超伝導ギャップがフェルミアークの(0,0)-方向に生じ、擬ギャップが付近に生じていることを示唆しており、両ギャップが微視的に異なる起源を持つことを明らかにした。
吉田 圭佑; 加藤 慎吾; 内田 賢吾*; 山下 雅広; 奥山 慎一; 井上 睦夫*
no journal, ,
冬季の北陸地方ではBe降下量は地域により違いが見られる。30年間(1991年4月から2021年3月)のBe降下量の時間的変化及び地域的分布を分析し、北極から北陸地方への物質輸送メカニズムを調べた。冬季特有の気圧配置と北陸地方内の不均一な降水により、特徴的な季節変動と金沢市の山間部でBe降下量が最大となることが観測された。さらに、冬季のBe降下量の年変動は、太陽黒点数と降水量とおおよそ一致していたため、太陽黒点数と降水量がBe降下量の年変動に影響を与えている。