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野原 壯; 田中 秀実*; 渡辺 邦夫*; 古川 昇*; 高見 明*
Island Arc, 15(4), p.537 - 545, 2006/12
被引用回数:4 パーセンタイル:13.51(Geosciences, Multidisciplinary)陸域地下構造フロンティア研究の一環として、茂住-祐延断層を貫く活断層調査トンネルにおいて、活断層の水理地質構造の調査を行った。茂住-祐延断層は、地下では分岐断層として観察される。地表から地下約300mのトンネルまで、主要な水みちとなる導管様の構造が、断層近傍に偏在する。この水みちは、破砕の進んだ断層角礫帯に一致せず、また、断層粘土とも一致しない。共役リーデル剪断面を構成する高角断層が観察されるダメージゾーンと断層角礫の混在部分が、この主要な水みちとなる構造を提供している。この構造は、跡津川断層系における"conjugate Riedel shears"として形成されたことが示唆される。
古川 昇*; 竹内 章; 那須 忠利*; 高見 明*
活断層研究, (20), p.46 - 51, 2001/00
2000年夏に、跡津川の洪水により砂防堰堤が決壊し、改修工事の際に見事な断層露頭が確認された。活断層研究のテストフィールドである跡津川断層の特にクリープ現象を示す断層中部は、多方面からの総合的調査研究が行われている。しかし断層中部については、断層露頭の報告が少なく、本断層露頭の存在は、本断層中部でのトレースをマップスケールで詳細に確定する上で貴重な資料となる。また、本断層露頭から得られた断層波砕帯の各種データは、本断層の他の部位とほぼ同じ傾向を示し、本断層の連続性を示唆するが、個々のすべり面での縦ずれ成分が松田(1966)より大きい。このことは、断層波砕帯全体によるクリープ現象の寄与を意味しているかもしれない。
直井 洋介; 北端 琢也; 川崎 昇; 中村 孝久; 古川 清治
日本原子力学会誌, 38(6), p.511 - 520, 1996/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nuclear Science & Technology)新型転換炉ふげん発電所では、1989年と1991年の定期検査において我が国の供用中の原子力発電所としては初めて一次冷却系の系統化学除染を行い、大幅な被ばく低減に成功した。使用した除染剤はキレート系の希薄液除染剤クリデコン203で、10年以上にわたる基本性能確認試験、材料健全性確認試験で得られた成果に基づき除染条件は除染剤濃度0.050.1%、除染温度摂氏120度、除染時間24時間とした。除染剤の注入と浄化を並行して行う除染中浄化法を適用し、除染剤濃度を管理するとともに、除染中の系統線量を低く抑制した。除去された放射性核種量は1回の除染当たりCo-60で78TBqで、定期検査時の線量当量低減率は50%を超えた。除染中に実施した材料健全性確認試験及び除染後の主要な機器の開放点検では、材料に対する悪影響は観察されなかった。系統化学除染後の約5年以上の運転を経ても除染の影響と考えられる障害は