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横内 洋二*; 関 正之; 栢 明; 豊島 光男*; 堤 正順*; 蔦木 浩一; 衣笠 学*; 井坂 和彦*
PNC TN843 84-05, 168 Pages, 1984/04
高速実験炉「常陽」照射用炉心特殊燃料集合体は,UNIS-B2(以下B2Mと称す)及びUNIS-B3(以下B3Mと称す)から構成されており,高速原型炉「もんじゅ」標準型炉心燃料の確性試験及びプレナム有効容積の異なる3種類(14.7cc,10.4cc,8.0cc)による,内圧クリープ損傷和等に関する照射挙動の調査,ならびに,タグガスの有無により燃料破損位置決め効果試験さらに,被覆管材の確性試験を目的としている。 照射開始時期は,B2Mは第3サイクルから照射されB3Mは,12サイクルまでに照射され燃料要素平均燃焼度約91,000MWD/TMと高燃焼度試験を行う。 本燃料要素の加工は,昭和58年2月に先行試験を実施したのち,同年6月から約1ヶ月間で燃料要素各32本(B2M,B3M)製造終了し,その後自主検査及び官庁検査を行い,同年11月17日に大洗工学センターへ向け出荷した。 さて本報告書は,燃料要素の製造工程データをまとめたものである。また,添付資料には照射後解析等で使用頻度の高いデータをピックアップし共通データとしてまとめ,さらに,燃料要素個々のペレット配列をまとめたものを詳細データとして掲載した。
山本 純太*; 衣笠 学*; 横内 洋二*; 堤 正順*; 栢 明; 渡辺 昌介*; プル燃料部; 設計開発課*
PNC TN843 83-06, 16 Pages, 1983/09
C型特燃2型要素用混合酸化物ペレットの先行試験を通じ,本番製造における工程条件の確証を行った。又,混合酸化物ペレットの焼結密度の測定及び,分布等の検討を行うと共に,経時変化を調べるためガス,水分等の化学分析を行い,燃料ペレットの健全性を確認した。
湯本 鐐三; 栢 明; 横内 洋二*; 横沢 直樹; 梶山 登司*; 清永 芳治*
PNC TN841 81-24, 217 Pages, 1981/03
集合体タイプDは,混合酸化物を燃料とし,平均燃焼度5600MWD/TMO(ペレット最大8690MWD/TMO)まで照射され,ウインズケールの施設で照射後試験を実施した。外観上集合体には,なんの異常も認められなく,また,破壊試験においても健全であることが確認された。本報告書は,UKAEAの報告書について詳しく述べるとともに,さらに次の事項について解析を加えてある。(1)タイプDとこれまでに照射後試験を行なったタイプA,B,Cの結果の比較(2)照射後試験結果とPNCの照射解析コードとの比較(3)ピンギャップ,燃料要素の伸び,ペレットの変形,PCMI等についての解析
栢 明; 大内 義房; 園部 次男; 兼子 潤*; 曽根 徹; 酒井 文明; 大西 紘一
PNC TN841 80-30, , 1980/05
核燃料関係の品質管理分析および受入分析として,濃縮工程関連で油の分析,二酸化ウラン中の不純物分析がある。これらの分析方法はすでに確立した方法で実施しているが,その後かなり改良されているもの,分析作業マニアルとしてまとめられていないものがあり,分析法の標準化のため取りまとめた。
栢 明; 大内 義房; 梁川 政直*; 岡本 文敏; 曽根 徹; 桧山 敬*; 大津 幹夫*; 酒井 文明
PNC TN841 80-04, 73 Pages, 1980/01
高速増殖炉の燃料被覆管材等に用いられるステンレス鋼(SUS-316)の品質管理分析および受入分析等に関して合金元素および不純物元素の分析が必要となり,けい光X線分析を利用して分析精度の向上および迅速分析を図るため,機器分析に必要な標準試料を製作した。この標準試料の均一度試験および共同分析を実施し,標準試料の表示値を決定した。また,この標準試料を用いて,けい光X線分析法に適用するための検討を行ない満足すべき結果を得た。
栢 明; 大西 紘一; 和田 幸男; 高橋 満*; 山田 一夫*; 高橋 信二*; 鎌田 正行; 和田 勉*
PNC TN841 79-47, 154 Pages, 1979/08
分析値には必ず測定誤差が含まれる。この誤差を解析評価することは,分析値を求めることと同様に重要である。しかし一般に測定誤差を単純繰返し誤差のみで評価し,系統誤差について評価しないことが多い。しかし系統誤差は,単純繰返し誤差に比べ有意であることが多く,測定誤差を過小評価する傾向にある。さらに,系統誤差を評価するためには,多くの時間と労力が必要である。本報は,表面電離型質量分析計を用いて同位体組成分析における単純繰返し誤差および系統誤差を約5年間に亘り測定したデータを基に統計的に解析したものをまとめた。その結果,質量スペクトルの繰返し測定誤差に比べ,フィラメントごとの誤差(フィラメント間誤差)は多くの場合有意となった。このフィラメント間誤差の要因は,主に質量差別効果の変動によるもので,フィラメント温度の変化により大きく変動することが明らかになった。また,1フィラメント測定における測定誤差と同位体存在度との関係は,測定誤差を変動係数(CV%)で示すと,両対数目盛でほぼ2次曲線の関係にあることがわかった。本報では更に,これらの解析結果を基に質量分析計算,解析処理計算プログラムを作成した。
栢 明; 兼子 潤*; 岡本 文敏; 大内 義房
PNC TN841 79-31, , 1979/06
試料に塩酸を加えて加熱し,蒸発乾固させ,過剰のふっ素イオンを駆遂する。次に塩酸(2N)-ふっ化水素酸(1N)溶液を加えて溶解したのち,MIBKを加えてタンタルを有機層へ抽出し,ウランと分離する。有機層へ過酸化水素水(1+20)を加え,タンタルを有機層から逆抽出する。これに硫酸を加えて加熱しほとんど乾固させる。放冷後硫酸(4N),ふっ化水素酸(0.5N)の混合溶液中で,ビクトリアブルーBを加え,タンタル-ビクトリアブルーB錯体を生成させた後,ベンゼン層に抽出してタンタルを定量する。本法によれば,ウラン2gを使用したとき,ウランベースで0.5ppmの定量が可能であり,タンタル5.0gのくり返し測定精度は,標準偏差で0.133,変動係数2.65%であった。
栢 明; 大内 義房
PNC TN841 79-34, 300 Pages, 1979/05
動燃事業団,(株)神戸製鋼所及び住友金属工業(株)の3社分析専門家からなる3社分析技術研究会の成果として,すでにジルコニウムの分析法(1)及び(II)を取りまとめ,新型転換炉の燃料被覆管材の品質保障分析,受入分析等の標準作業分析法として適用してきた。この間,迅速機器分析法の活用を目標に必要な標準試料の製作ならびに分析法の改良と標準化のため共同研究作業を続け良好に適用できる分析法が得られたので分析作業標準法としてAl,B,Ti等23元素について集録した。
栢 明; 大内 義房; 酒井 文明
分析化学, 28(7), p.401 - 405, 1979/00
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栢 明; 大内 義房; 酒井 文明; 兼子 潤*; 田山 敏光; 吉川 和伸*; 岡本 文敏; 大津 幹男*
PNC TN841 78-58, , 1978/10
再処理工場から発生する廃棄物の処理技術開発の一環として高放射性廃液の処理が望まれている。処理技術のうちで有望視されているものの1つとしてガラス固化法がある。一方,これらに伴う分析技術の開発のために,従来から仮焼体,ガラス固化体およびガラス浸出液等を対象とした分析法を個々に検討してきたが,日常依頼分析を実施するに当って,分析課として標準分析法を中間的にまとめた。
栢 明; 中村 久*; 梁木 政直*; 酒井 文明; 大内 義房
PNC TN841 78-40, 11 Pages, 1978/06
高速増殖炉燃料被覆管SUS-316の主成分と不純物元素について,迅速けい光X線分析による方法を検討し,実用化をはかった。製作した4系列のSUS-316社内標準試料を用いて,けい光X線分析の測定条件,試料調整法および分析精度等の諸条件について検討した結果好結果を得たので,被覆管の主元素を含めた10元素について実分析を行なった。精度,迅速性の両面ですぐれていることが実証されたので社内周知のため報告する。
栢 明; 原 寛*; 仲山 剛*
PNC TN841 78-34, 54 Pages, 1978/04
動燃事業団、(株)神戸製鋼所および住友金属工業(株)の3社分析技術研究会において、高速増殖炉燃料被覆管材等に用いられるステンレス鋼の酸素分析法を取り上げ、共同で検討実験を行ない、分析方法、試料研摩法および分析精度なとを検討した結果を集録した。
中村 久*; 栢 明; 岡本 文敏; 鈴木 猛*; 大内 義房
PNC TN841 78-33, 21 Pages, 1978/04
アルミナ断熱ペレットの粉砕試料を無水炭酸ナトリウム-ホウ酸混合融解し,これを希塩酸に溶解する。一定量を分取し,ストロンチウム担体を加えてアンモニア水で中和後,水酸化ナトリウムを加えて強アルカリ性とし,アルミニウムをアルミン酸として溶解する。炭酸アンモニウムを加えて炭酸ストロンチウムの沈殿を生成させ,少量のセルローズパウダーを加えて沈殿をこわしわけ,マトリックスよりカルシウム,マグネシウムを分離する。塩酸で沈殿を溶解後加熱乾固し,塩酸と水で酸濃度を調整して,カルシウム,マグネシウムを原子吸光法によって定量する。本法によると酸化カルシウム,酸化マグネシウムそれぞれ0.01%まで定量でき,操作も簡単であり,日常分析法として十分活用できる。
中村 久*; 栢 明; 岡本 文敏; 鈴木 猛*; 大内 義房
PNC TN841 78-32, 14 Pages, 1978/04
グラファイトチーブ原子化装置を用いた原子吸光法により,高純度ウラン化合物中の微量バナジウムの分析を試みた。装置その他へのウラン汚染を避けるため,あらかじめウランを分離する必要がある。ウラン試料に過塩素酸を加えて加熱し完全に溶解後乾固する。塩酸を加えて残さを溶解し,約100で蒸発乾固する。塩素(1+1)で残さを溶解し,塩素型の強性陰イオン交換樹指カラムに流し入れる。バナジウムを含む流出液を乾固後,塩酸(1+24)5.0mlでバナジウムを溶解し,フレームレス原子吸光光度計でバナジウムを測定する。本法によれば,ウラン1gを使用したとき,ウランベースで0.4ppmの定量が可能であり,16ngのバナジウムのくり返し測定精度は相対標準偏差で2.3%であった。共存元素の影響はチタン20g以上を除いて,ほとんど認められなかった。
中村 久*; 栢 明; 秋山 繁夫*; 落合 健一*
PNC TN841 78-10, 30 Pages, 1978/01
フッ素化合物を取扱う施設から排出される公害物質のフッ素に関して,排水中の濃度の低減化をはかる目的でフッ化カルシウム沈殿処理法の検討を行ない,併せてこの処理法の評価を行なうために大過剰のカルシウム共存下でのフッ素濃度分析法についても検討し,定量法を確立した。フッ素濃度分析法の概要は次のとおりである。試料溶液のpHをあらかじめ1に調整し,0.5Mクエン酸ナトリウム-0.5Mクエン酸二アンモニウム緩衡溶液と混合したのち測定する。更に同一分析値が得られるまで希釈定量をくり返して分析値の正確さを保証する。フッ化カルシウム沈殿処理法については,(1)フッ素の除去効果はpHが高いほど有効であり,その値は9以上である。(2)フッ素の処理に要するカルシウムの量は排水中のフッ素濃度の大小によって大幅に変える必要はない。たとえば20mgF/ml,2mgF/ml,0.2mgF/mlの排水のフッ素濃度を数g/ml以下に低減するのに必要なカルシウムの量は単位容積(1ml)当りそれぞれ25mg,9mg,2mg 以上である。(3)フッ化カルシウム沈殿法によって容易に12g/mlに低減化できる。
小泉 益通; 成木 芳; 栢 明; 加納 清道*; 増田 純男; 五十嵐 敏文*; 茅根 平*; 成田 大祐*
PNC TN841 75-39, 107 Pages, 1975/10
原料粉は開発課試料係湿式グループが共沈法で調整したものを用いた。20%PuO/SUB2-80%UO/SUB2(75%EU)、密度85%T.Dの照射試験用ペレットを燃料ピンにして43本分製造した。ペレット製造に当っては、共沈粉であることからプルトニウムの固溶度は問題無いと考え密度調整に重点を置いた。密度の調整はポリエチレン粉末を添加することにより行なった。製造テストの結果ポリエチレン添加量0.8w/o、焼結温度1600度Cx2hrで仕様を満たすペレットが得られる見通しがついたが使用できる粉末量に余裕が無いため製造テストペレットおよび不良ペレットなどの乾式回収をくり返し行ないその回収品を原料に加えた。それにより粉末の性質が変わり予定していたロット数を上回る結果となったが、最終的には5ロットのペレットで所要量を満すことができた。なお、ブランケットペレットについてはRap-4照射試料製造の際の残りを使用することとし、今回は製造を行なわなかった。
小泉 益通; 田中 成*; 栢 明; 鹿島 貞光; 都所 昭雄*; 佐々木 仁*; 三村 平*
PNC TN844 75-01, 31 Pages, 1975/04
本年度は主として次の各項目の業務内容について実施した。(1)ラプソディ-5照射用試料の共沈法による製造(2)弟1開発室で発生する各種廃液(分析廃液,イオン交換廃液,溶媒抽出廃液および中和廃液など)および技術部開発研究室で発生する廃液(分析廃液およびイオン交換廃液)の処理(3)湿式グロ-ブボックス(#5B)のパネル交換(4)その他の業務として,有機廃液のゲル状固化,高レベル可燃物の焼却および回収品の処理各項目についての実積は次のとおりである。(1)Pu-Uの共沈法による高速炉照射試験用混合酸化物燃料製造の先行試験として共沈条件と物性値との関係を検討した。(2)第1開発室で発生した分析廃液:43.7l,湿式グループの作業によって発生した廃液:199.3lおよび技術部開発研究室からの廃液77.4l,合計320.4lを処理した。(3)第1開発室R-125内のG.B.#5Bのパネル8枚についてGIove Box PaneI Exchange委員会(以後G.P.E.委員会と記す)を編成し,交換手順等を検討した上で交換した。(4)従来よりボックス内に保管されていた回収殿物をロット毎に乾燥,焙焼を行ない,計30ロット5.1kgの処置を行なった。
小泉 益通; 栢 明; 都所 昭雄*; 成木 芳; 三村 平*; 佐々木 仁*; 細井 博信*; 本多 淳*
PNC TN844 73-04, 48 Pages, 1973/09
本年度は業務内容をつぎの各項日において実施した。(1)開発課で製造する燃料ペレットからのウランおよびプルトニウムの精製回収。(2)第1開発室で発生する各種廃液(分析廃液,イオン交換廃液,溶媒抽出廃液および中和廃液等)および技術部開発研究室で発生する廃液(分析廃液,イオン交換廃液)の処理。(3)定常単位操作の方法および処理条件等の改良と開発研究。各項目について前年度より残された問題の解決にも努め,その実績はつぎの通りである。(1)DCA特殊燃料(PuO/SUB2-ZrO/SUB2ペレット)用プルトニウム(75.53%fissile)を残留TCA燃料から精製回収して,ペレット製造グループに供した。(2)第1開発室で発生した分析廃液(210l),湿式グループのイオン交換および溶媒抽出操作によって発生した廃液(243l)および技術部開発研究室からの廃液(34l)をそれぞれ処理した。(3)-1従来の廃液処理工程(中和-1次フロキュレーション-2次フロキュレーション)の省力化を計るため,中和処理後の1,2次フロキュレーション処理を省略し,これに代る蒸発濃縮装置を新設してその目的を達した。(3)-2溶媒抽出法に関する作業標準を作成した。(3)-3従来からの未処理のままボックス内,フード内に保管されていた有機溶媒廃液の処理法を検討し,ゲル状固化法を開発した。