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中島 信昭*; 八ッ橋 知幸*; 迫田 憲治*; 岩倉 いずみ*; 橋本 征奈*; 横山 啓一; 松田 晶平
Chemical Physics Letters, 752, p.137570_1 - 137570_5, 2020/08
被引用回数:1 パーセンタイル:4.85(Chemistry, Physical)溶液中のユウロピウムイオンにレーザー光を照射することによりEuとEuとの間の光酸化還元反応を調べた。3種類のレーザーを用いてその反応効率、波長依存性、レーザーパワー依存性などを観察した。波長308nmのナノ秒レーザーでは1光子過程が起こり酸化・還元とも量子収率0.5前後の高い値が得られた。394nm、5mJのナノ秒レーザーパルスでは2光子過程が起こり還元の量子収率は0.015程度になった。308nmの結果よりも1桁以上低い値ではあるが、容易に光還元を起こすことができることを明らかにした。パルスエネルギーを増やすことにより効率をもっと上げることができると考えられる。
中島 信昭*; 横山 啓一; 八ッ橋 知幸*; 迫田 憲治*; 岩倉 いずみ*
no journal, ,
Eu(III)のレーザー光還元における量子収率, 波長依存性, パワー依存性を測定した。光源としてチタンサファイアレーザー, エキシマレーザー, 色素レーザーを用いた。その結果、目視で容易に観測できるレベルの効率で2光子励起による光還元が起きることを見出した。また、308nmの1光子吸収による光還元では量子収率が0.6程度であることを明らかにした。これらはレーザーによるf電子系元素の高効率高選択的分離技術開発に繋がる重要な成果である。