Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
上田 祐生; 森貞 真太郎*; 川喜田 英孝*; Wenzel, M.*; Weigand, J. J.*; 大渡 啓介*
Separation and Purification Technology, 277, p.119456_1 - 119456_8, 2021/12
被引用回数:5 パーセンタイル:29.15(Engineering, Chemical)本研究では、白金族金属の一種である白金(Pt)に関する新規ウレア型抽出剤(L)を開発し、その抽出分離能力を評価し、紫外可視分光法(UV-Vis),白金核磁気共鳴法(Pt-NMR),プロトンNMR(H-NMR)、および赤外分光法(IR)により詳細な抽出機構を検討した。興味深いことに、本研究で開発した抽出剤は、プロトン化した抽出剤(HL)と[PtCl]間のクーロン相互作用に加え、ウレア基N-H部位と[PtCl]による水素結合相互作用が寄与することで、Ptを抽出していた。本研究で得られたアニオンに対する抽出剤設計に関する知見は、将来的に高レベル放射性廃液中の陰イオン形化学種の分離剤開発に応用可能であると考えられる。
上田 祐生; 森貞 真太郎*; 川喜田 英孝*; 近江 健太郎*; 藤田 光晴*; Weigand, J.*; 下条 晃司郎; 長縄 弘親; 大渡 啓介*
no journal, ,
白金族金属(PGM)の一般的な分離回収には、溶媒抽出法が用いられている。PGM資源の安定供給という観点から、高効率な抽出剤の開発が求められている。本研究では、ウレア基やアミド基を有する新規抽出剤を合成し、それらによるPGMの抽出挙動および抽出メカニズムを検討した。その結果、新規抽出剤はPtに対し高い選択性を示し、さらに分光学的解析の結果から、Ptの抽出に水素結合の形成が寄与しているという知見が得られた。