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伊藤 譲; 齋藤 正博*; 阿部 勝憲*; 若井 栄一
Journal of Plasma and Fusion Research SERIES, Vol.11, p.73 - 78, 2015/03
き裂成長は、核融合の実証炉用構造材料を設計・評価する上で重要な機械的特性の一つであり、国際核融合材料照射施設(IFMIF)の高中性子束テストモジュール(HFTM)にてき裂成長が評価されることになっている。本研究では、き裂成長に及ぼす試験片の寸法効果を避けるため、ほぼ標準サイズの試験片を用いて288C水中におけるF82H鋼のき裂進展速度を評価した。試験片の破面を観察した結果、288C水中ではなく室温大気中で疲労き裂が進展した領域でも、き裂が粒界を進展した結果の粒界割れ破面を得た。粒界割れ破面が得られる原因の一つは、F82H鋼の粒界に析出したクロム炭化物CrCの影響と推測された。また、288C水中で進展したように見えるき裂が観察された。き裂進展速度を保守的に評価した結果、き裂先端の応力場を示すパラメータの応力拡大係数30MPa において、288C水中のき裂進展速度710m/sを得た。今後は、より系統的な試験の実施と共に、き裂が進展しないような表面処理等の工夫が必要であると考えられる。
中島 基樹; 廣瀬 貴規; 谷川 尚; 榎枝 幹男
Journal of Plasma and Fusion Research SERIES, Vol.11, p.69 - 72, 2015/03
固体増殖水冷却方式のブランケットは既存のPWRの技術の応用が効くことなどから魅力的な概念となっている。ブランケットにおいてはトリチウム増殖比確保の観点から構造材料の薄肉化が求められるが、同時に15MPaに耐える肉厚が必要となる。そのような背景から、高温高圧水中での腐食機構の理解が強く望まれている。本研究では低放射化フェライト鋼F82Hの高温高圧水中での腐食特性に及ぼす溶存酸素量の影響について報告する。流動環境ではDO8ppmを除いて重量が減少しており、低DOの方がより重量減少が顕著であった。重量減少量が小さい試験片では鉄の溶出により形成される鉄欠乏層が小さくなっていることや、表面にヘマタイトが認められたことから、ヘマタイトの形成が重量減少抑制に寄与していると考えられた。
若井 栄一; 安堂 正己; 大久保 成彰
Journal of Plasma and Fusion Research SERIES, Vol.11, p.104 - 112, 2015/03
核融合原型炉のための低放射化フェライト鋼は1980年代から開発が進められている。この鋼は核融合原型炉の第一壁や構造材料及びIFMIFのターゲットアセンブリやターゲット背面壁の第一候補材料となっている。本研究では、この鋼に関する2つの課題を調べた。その概略を以下に示す。(1)照射損傷を含む、低放射化フェライト鋼の微細組織や強度特性への初期熱処理は、核融合原型炉の設計に大変重要である。(2)この鋼の微細組織や強度特性へ及ぼすHeやH生成の効果は核融合原型炉の設計評価に本質的なものであり、我々はIFMIFのような核融合模擬照射環境下でこの鋼を調べ、評価をしなければならないと考えられる
渡邊 和弘; 荒木 政則; 花田 磨砂也; 堀池 寛; 井上 多加志; 倉島 徹*; 松田 慎三郎; 松田 恭博*; 小原 祥裕; 奥村 義和; et al.
12th Symp. on Fusion Engineering, p.302 - 305, 1987/00
多孔電極を有した磁気フィルターの付いたマルチカスプイオン源から大電流の負イオン水素ビームを引き出した。引き出し電極は4枚から構成され、それぞれに209個の穴(直径9mm)が12cm26cmの範囲に配置されている。
栗原 研一; 松川 誠; 木村 豊秋; 米川 出
12th Symp. on Fusion Engineering, Vol. 1, p.609 - 612, 1987/00
JT-60の保護の中で、位置を帰環制御しながらプラズマ電流だけを下げるC-ストップという方法がある。
栗原 研一; 米川 出; 伊藤 康浩*; 木村 豊秋
12th Symp. on Fusion Engineering, Vol. 1, p.613 - 616, 1987/00
JT-60全系制御設備は、プラントの運転・監視のために大量のデータを収集しているが、その量は1ショットあたり約3MByteにも達する。このデータ量は制御系ミニコンピュータにとってさらにデータの詳細な解析等を行うためには少し荷が重すぎる。そこで、この問題を解決するために大型汎用コンピュータ(FEP)を導入し実験用のデータベースの創成を主な目的としたデータベース管理システム(JT-60DBMS)を開発した。
小泉 興一; 吉田 清; 中嶋 秀夫; 多田 栄介; 西 正孝; 奥野 清; 高橋 良和; 加藤 崇; 辻 博史; 安藤 俊就; et al.
Proc. of the 12th Symp. on Fusion Engineering, p.1035 - 1038, 1987/00
原研ではLCT計画に続く大型超電導トロイダル・コイル開発のステップとして核融合会議で議論された原型トロイダル計画の検討を進めている。本作業の目的は原研がこれまで進めてきたクラスター・テスト計画(TMCコイルにより12T高磁界技術を実証)とLCT計画(8T大型コイル技術を実証)によって得られた成果を総合し、次期大型核融合装置用超電導トロイダル・コイルに要求されている12Tの大型コイル技術を実証することである。
大平 茂
no journal, ,
ITERの支援と平和目的の核融合エネルギーの早期実現のために、日本とユーラトムによる共同事業として行われている幅広いアプローチ活動の下、国際核融合材料照射施設(IFMIF)の工学設計、工学実証試験(EVEDA)の事業及び国際核融合エネルギー研究センター(IFERC)の事業が青森県六ヶ所村で行われている。本発表では、この幅広いアプローチ活動における原型炉のための研究開発の現状について紹介する。