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荒井 康*
富士時報, 84(1), P. 41, 2011/01
富士電機は、我が国唯一のFBR(高速増殖炉)向けMOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料製造施設を有する日本原子力研究開発機構殿へ燃料ペレットの製造・検査設備を多数納入している。このたび富士電機は、燃料ペレットの品質を保証するうえで重要な設備である"仕上検査設備"の2号機を短期間で設計・製作・現地据付し納入した。本設備では、「FBRサイクル実用化研究開発(FaCT)」の要素技術として、設備の一部を遠隔モジュール化し、太径中空ペレットを対象とした画像処理によるペレット外観検査の自動化・中空内径測定などの新機能を採用している。さらに、1号機における燃料ペレット搬送不良などの課題を機器の選定,配置の見直しなどにより改良し、設備停止時間の短縮を図った。
田中 光一*
富士時報, 82(1), P. 55, 2009/01
日本原子力研究開発機構プルトニウム燃料技術開発センターは、我が国唯一のMOX燃料製造施設として昭和41年来、技術開発に取り組んできており、これまでのMOX燃料製造実績は世界トップレベルを誇っている。(MOX燃料:プルトニウム・ウラン混合酸化物燃料)富士電機はこれまで、燃料ペレットの製造・検査に関連する設備を多数納入しており、以来、設備の安定稼働,改良,効率化に寄与すべく、定期点検,オーバーホール,更新工事などさまざまな保守サービスを提供してきた。このたび当社は、燃料製造上の要となる「仕上検査設備」及び「密度抜取測定設備」の老朽化した計算機システムについて、短期間で更新を完了させた。今後も安定した燃料製造の実現に貢献していく所存である。
田中 光一*
富士時報, 69(1), 23 Pages, 1995/00
新型転換炉(ATR)ふげん発電所向けに物流管理用のAI(人工知能)ツールである
NETを適用した燃料交換作業支援システム(オフライン)を納入していたが、これをさらに発展させ、オンラインの自動運転制御システムとして開発し、納入した。ふげん発電所の燃料交換は、4種類の燃料取扱機器を利用するATR型炉特有の作業であり、効率的な交換計画の立案や実際の燃料交換作業には多くの経験的知識が必要であり、開発にあたり発電所でこれまでに蓄積されてきたノウハウを十分に反映したシステムとした。このシステムは燃料交換作業の最適化、管理の合理化、信頼性の向上を目的として開発したもので、1995年の第12回定期検査からこのシステムにより燃料交換作業を自動運転で行っている。
山口 清治*; 山田 正*
富士時報, 63(1), 29 Pages,
幣社で発行しております技術情報誌の「富士時報」は、毎年1月号で前年の技術成果と今後の展望について記載しております。1990年1月号につきましても、1989年に実施しました開発品や納入品を紹介したいと考えておりますが、その1つとしまして、本年9月に納入させていただきました「放射性廃棄物貯蔵設備増設工事」中の放射線監視設備につきましてその概要を記載させていただきたいと考えております。
山田 裕之*
富士時報, 70(1), 24 Pages,
U-Pu燃料ペレット仕上検査設備は、動燃事業団プルトニウム燃料工場第3開発室のFBR燃料製造ラインの更新設備として、1996年3月に納入を完了、現在実運転に向けての最終調整段階に入っている。本設備は、燃料ペレットの研削、密度検査及び外観検査を遠隔自動で連続的に行うもので、既設の処理速度を大幅に改善し、さらに運転性、保守性も向上させている。また、高性能集塵装置及び粉末吸引システムの採用によりG/B内ホ-ルドアップ量も低減させ、動燃事業団のこれまでの開発、運転経験を十分に反映した設備として仕上がっている。
花木 達美; 神谷 栄世*
富士時報, (1), 28 Pages,
核燃料サイクル開発機構 東濃地科学センターの東濃鉱山に納入した、ITVを用いた坑内の人員監視、放射線、水質監視、ならびに機器類の運転監視をシーケンサ及び計算機により実現したシステムを紹介する。
