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柳田 謙一; 山田 浩司*; 横山 稔*; 鈴木 伸介; 堀 利彦*; 吉川 博; 水野 明彦; 榊 泰直; 久場 篤*; 横溝 英明
JAERI-M 94-078, 29 Pages, 1994/06
SPring-8線型加速器用の立ち上がりが速く、バンド幅が広く、ダイナミックレンジの大きい壁電流モニタを開発した。その主な性能は立ち上がり時間~250ps、実効インピーダンス1.4(出力1.4V1A)、バンド幅18KHz~2GHzである。パルス幅40nsの電子ビームを使用した試験の結果、尖頭電流12A以下では、また真空パイプ中のビーム位置変化8mm以下では顕著な実効インピーダンスの変化は現れなかった。コアインダクタループを仮定したモデルを構築して、実効インピーダンス及びバンド幅等の計算を行い、測定値と比較した。その結果、一部を除き良く一致した。即ち、このモデルによって壁電流モニタのメカニズムを説明できることを意味する。
福田 光宏; 奥村 進; 荒川 和夫; 中村 義輝; 横田 渉; 奈良 孝幸; 上松 敬*; 石堀 郁夫; 唐沢 孝*
Proc. of the 9th Symp. on Accelerator Science and Technology, p.306 - 308, 1993/00
位相プローブを用いてサイクロトロン内で加速されるイオンの等時性を保つようトリムコイル電流の補正を行った。数回の補正計算を行うことによりビーム位相を5゜RF位相内に収束させることができる。また、等時性を確認するためRF周波数をf/f=2.410シフトさせてビーム位相を測定した。RF周波数を数点シフトさせてIvsRカーブを得ることにより内部ビームの位相幅と位相の変化を調べた。その結果、10MeVHの位相バンド幅は57゜,50MeV Heは41゜であった。いずれも位相スリットでビームをある範囲に制限した場合の幅である。また、サイクロトロンから引き出されたビームをプラスチックシンチレータで検出することにより、ビームパルスの時間構造を調べた。10MeV Hの場合、位相スリットで制限しない時とでパルスの時間幅は、半値幅で18゜と7.3゜RF位相であった。