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口頭

Studies on phonon modes in a molecular dimer-Mott insulator $$beta^{prime}$$-(BEDT-TTF)$$_2$$ICl$$_2$$ by inelastic neutron scattering

河村 聖子; 松浦 直人*; 井口 敏*; 佐々木 孝彦*; 谷口 弘三*; 窪田 愛子*; 佐藤 一彦*; 稲村 泰弘; 菊地 龍弥*; 中島 健次

no journal, , 

分子ダイマーモット絶縁体$$beta^{prime}$$-(BEDT-TTF)$$_2$$ICl$$_2$$において最近、リラクサー的な誘電応答が報告され、新しいタイプの強誘電体として注目を集めている。この系は、スピン1/2が局在するBEDT-TTFダイマー内の電荷の不均化によるグラス的な強誘電と、長距離反強磁性秩序がそれぞれ$$T_c$$=62K、$$T_{rm N}$$=22K以下で発現する。このような分子性物質では、低エネルギーのフォノンが電荷・スピンと同じエネルギー領域に存在するため電荷・スピンの自由度と強く結合することが期待される。そこでこの系のフォノンモードを観測するため、J-PARC MLFのチョッパー分光器アマテラスを用いて中性子非弾性散乱測定を行った。低エネルギーのモードについては、ソフト化は観測されていない一方で、$$T_c$$, $$T_{rm N}$$と関連した温度依存性を示した。本研究の結果は、この低エネルギーフォノンが電荷・スピンと強く結合していることを示唆している。

口頭

Phonon modes of $$beta^{prime}$$-(BEDT-TTF)$$_2$$ICl$$_2$$ coupled with charge and spin studied by inelastic neutron scattering

河村 聖子; 松浦 直人*; 井口 敏*; 佐々木 孝彦*; 谷口 弘三*; 窪田 愛子*; 佐藤 一彦*; 稲村 泰弘; 菊地 龍弥*; 中島 健次

no journal, , 

$$beta^{prime}$$-(BEDT-TTF)$$_2$$ICl$$_2$$は、$$T_c$$=62K以下でグラス的な強誘電、さらに$$T_{rm N}$$=22K以下で反強磁性秩序を示す、有機ダイマーモット絶縁体である。このような分子性導体では、低エネルギーフォノンが電荷・スピンと同じエネルギー領域に存在し、そのため格子が電荷及びスピン自由度と強く結合していることが期待される。我々は、電荷及びスピン自由度と結合したフォノンについて調べるため、J-PARCに設置されたチョッパー分光器アマテラスを用いて中性子非弾性散乱測定を行なった。この系は、最も低エネルギーの光学フォノンが4.2meVに現れる。このモードの強度を詳しく解析すると、高温から$$T_c$$に向かって温度が下がるにつれ強度は増加し、$$T_c$$以下で一定となり、$$T_{rm N}$$以下で急激に増加することがわかった。会議では、異なる波数ベクトル$$Q$$位置でのこの4.2meVモードの振る舞いについて報告し、電荷・スピン自由度との関連について議論する。

口頭

$$mu$$SR法でみたEt$$_2$$Me$$_2$$Sb[Pd(dmit)$$_2$$]$$_2$$の中間非整合相のスピンダイナミクス

河村 聖子; Guerin, L.*; 渡邊 功雄*; 加藤 礼三*

no journal, , 

アニオンラジカル塩$$Z$$[Pd(dmit)$$_2$$]$$_2$$($$Z$$はカウンターカチオン)は、Pd(dmit)$$_2$$ダイマーによって形成される等方的あるいは歪んだ2次元三角格子によって特徴づけられ、絶縁相においては、スピン1/2が各ダイマー上に局在する。これらの物質群のひとつであるEt$$_2$$Me$$_2$$Sb[Pd(dmit)$$_2$$]$$_2$$は、等方的な三角格子構造をもち、$$T_{CS}$$=70Kでスピン1重項の形成を伴う電荷分離相への一次相転移を起こすことが示唆されている。我々は過去にこの系に対し$$mu$$SR測定を行い、スピン1重項状態の発現を示す結果を得たが、ミュオンスピンの緩和率のふるまいが変化する温度は、わずかに$$T_{CS}$$と異なっていた。最近、高分解能X線構造解析により、この系の三角格子の歪みの度合いが空間的に変調するような中間非整合相が$$T_{IC}$$=105K以下で発現し、さらに整合電荷分離相が$$T_C$$=66.5K以下で発現することが報告された。そこで我々は、Et$$_2$$Me$$_2$$Sb[Pd(dmit)$$_2$$]$$_2$$の中間非整合相および整合電荷分離相における内部磁場のダイナミクスを調べるため、より詳細な$$mu$$SR測定を行い、$$T_{IC}$$以下でわずかな動的成分の増加、さらに$$T_C$$以下で明瞭な内部磁場の変化を観測した。

口頭

Magnetic properties of intermediate incommensurate phase in Et$$_2$$Me$$_2$$Sb[Pd(dmit)$$_2$$]$$_2$$ studied by $$mu$$SR

河村 聖子; Guerin, L.*; 渡邊 功雄*; 加藤 礼三*

no journal, , 

分子性有機導体Et$$_2$$Me$$_2$$Sb[Pd(dmit)$$_2$$]$$_2$$は、スピン1/2の2次元三角格子系で、$$T_{CS}$$=70Kでスピン1重項形成を伴って電荷分離相への1次相転移を示す。最近、高分解能X線構造解析により、この系は$$T_{IC}$$=105K以下で三角格子の歪み度合いが変調する中間非整合相を発現し、さらに$$T_{CS}$$ =66.5K以下で整合の電荷分離相を発現することが報告された。そこで我々は、非整合及び整合相における磁気ダイナミクスを調べるため、ミュオンスピン緩和($$mu$$SR)測定を行った。その結果、$$T_{CS}$$以下でのミュオンスピン緩和率の顕著な増加に加えて、$$T_{IC}$$以下でわずかな緩和のエンハンスメントが観測された。我々の結果は、格子と強く結合した磁気相関が$$T_{IC}$$で変化することを示唆している可能性がある。

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