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熊沢 蕃; 井沢 庄治
Int. Symp. on Nuclear Energy and the Environment (96 NEE), 0, p.74 - 75, 1996/00
本報は多岐の解析に要する原子力利用に伴う環境影響評価に中庸(過大・過小対応の回避)の考え方を適用することにある。放射線防護の経験から、影響の大小により管理上の対応には違いが認められる。この違いを数量的に1つの尺度で計り、総合的な対応の様子を特徴付ける方法を示した。この方法は環境影響管理を効果的に行った場合の線量変動を対数尺度と線形尺度のハイブリッド尺度上に位置付けてその特徴を捉える。本方法では従来の尺度が中庸的な対応の場合に適用できない点を改善している。例として、世界全体の原子力発電に伴う公衆への集団線量の変動(1970年から1989年まで)を単位発電量あたりとして調べ、この変動が中庸的な対応に相当する性質を示すことを明らかにした。この他、放射性よう素の炉放出物年変動にも同様な性質が認められるなど、環境影響評価への本方法の適用性を示した。