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上田 和夫; 堀田 貴嗣
JAERI-Review 2002-037, 31 Pages, 2002/12
重い電子系や遷移金属酸化物などの強相関f-あるいはd-電子系は、物性物理学における新しい現象の源泉になっている。最近、こうした従来の常識では理解できない新しい現象の背後に、f-あるいはd-電子の持つ軌道の自由度が重要な働きをしているのではないかということが、これまでになく深く認識されるようになってきた。今回のワークショップでは、この分野で活発な研究を展開されている人たちにお集まりいただき、自由に意見交換して今後の研究活動の芽を育てることを目的とした。じっさいワークショップでは多くの興味深い成果が発表され活発な議論が展開されたが、この報告集によってその一端をお伝えすることが出来れば幸いである。
堀田 貴嗣; Dagotto, E.*
Physical Review Letters, 88(1), p.017201_1 - 017201_4, 2002/01
被引用回数:80 パーセンタイル:89.95(Physics, Multidisciplinary)単層ルテニウム酸化物の磁気的性質を理解するために、軌道自由度の果たす役割を議論する。CaRuOの反強磁性相に対し、X線吸収の実験において、 軌道には0.5個のホールが存在し、一方、及び 軌道には1.5個のホールが含まれることが報告されている。このホール数分布は、単純な結晶場の議論からは理解できないが、クーロン相互作用と電子格子相互作用の協調によって生じる新しい軌道秩序構造によって説明される。加えて、ここで示される豊富な相図は、ルテニウム酸化物における大きな磁気抵抗効果の可能性を示唆し、新しい強磁性軌道秩序相の存在も予言する。
石飛 昌光*; 千原 順三
Journal of Physics; Condensed Matter, 5, p.4315 - 4324, 1993/00
被引用回数:7 パーセンタイル:42.57(Physics, Condensed Matter)液体金属カリウムを原子核と電子からなる混合系とみなし、イオンの構造を決定し、イオン-イオン、イオン-電子の相関関数を計算した。その結果は極めて良く実験と一致する。
千原 順三
Progress of Theoretical Physics, 59(4), p.1085 - 1100, 1978/04
被引用回数:12非均質電子ガスの交換-相関ポテンシャルに対する表式を、非均質系直接相関関数を用いて近似を含まない形で得られた。この表式から実効局所密度を導入することで数値計算が可能な交換-相関ポテンシャルの公式を非局所効果を取り入れた形で得た。この公式は、(1)空間的に電子密度がゆっくり変化する場合には従来から用いられているSlaterのX-ポテンシャルに、(2)一定密度からのずれが小さい場合には遮蔽交換ポテンシャルに還元されることが示される。非均質中性量子液体(フェルミオン又はボソン)に対しても任意の温度で用いられる同様の公式を得た。これらの公式は、バンド・原子構造・金属表面の電子構造の計算において、従来のSlaterのポテンシャルでは扱えなかった非局所性の効果を取り入れるのに有用である。
高橋 博
Phys.Rev., 172(3), p.747 - 763, 1968/00
抄録なし