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PNC TJ1500 95-002, 62 Pages, 1995/03
動力炉・核燃料開発事業団は、核燃料サイクル施設を運転しており、これらの多様な施設の排気放射能をダストモニタにより測定している。このダストモニタによる測定において、ダストモニタの校正定数が校正に使用される線面線源にどのように依存するかを評価しておくことが重要である。本報告書においては、現状で一般に使用されているGM計数管式およびプラスチックシンチレーシン検出器式ダストモニタを対象として、ダストモニタの放射能測定器の校正に使用される線面線源の違いによる校正定数の変化の基礎的データを収集するとともに、ルーチン校正において使用すべき線面線源について検討を行った。
長谷川 市郎; 宮部 賢次郎; 都所 昭雄
PNC TN8410 91-157, 5 Pages, 1991/09
動燃事業団東海事業所の計測機器較正施設では,放射線管理用機器の定期点検・保守・較正などを行い,正常な機能・性能の維持に務めている。その一環として,効果的な予防保全の確立を目途として,これまでの経験に基づいて代表的な放射線管理機器についての故障発生状況を調べた。また,線ダストモニタに用いられるSi表面障壁型半導体検出器および線ダストモニタに使用されるGM計数管について統計的な故障解析を行った結果,それらがワイブル分布に従うことがことが分かった。予防保全法としては,GM管ではエージングが,Si検出器では平均故障間隔における点検がそれぞれ有効である。
山本 忠利; 大塚 徳勝
Radioisotopes, 29(9), p.422 - 426, 1980/00
Krガスを液相化学反応用の内部線源として使用する照射装置では、照射終了後、反応液中の溶存Kr濃度が許容値以下であることを確かめるため、その濃度の測定を行わなければならない。そこで端窓型GM計数管を用いて溶存Kr濃度の測定実験を試み、特にTl標準溶液によるKr溶液の検量線の作成、ならびに溶存Kr濃度の測定上の問題点について検討を行なった。 その結果、Kr溶液の検量線はN=1.7610Cで表され、さらに測定上Kr散逸に伴う問題を解決することによって、中レベル(110~110Ci/g)の溶存Kr濃度の測定法を確立することができた。
須賀 新一; 備後 一義; 梶本 与一
JAERI-M 8141, 38 Pages, 1979/03
線放出核種によって皮膚が汚染した場合、皮膚の吸収線量を評価するための換算倍率を、市販の電離箱およびGMサーベイメータについて求めた。換算倍率は検出器の薄窓に装着したフィルタを開いた場合と閉じた場合の測定値の差から求めた。換算倍率の校正試験は、天然ウラン、AuおよびTlの平面線源のそれぞれの面積を変化させて行った。電離箱型5器種では、換算倍率は、線源の直径が電離箱口径の約1.2倍以上で一定となるが、線源の直径がそれ以下になると、根源直径によって大きく変化することがわかった。電離箱型の換算倍率は、線最大エネルギー0.7~2.5MeVの範囲では、器種によらず、30%の範囲内で一致した。GM計数管型では、線源面積の他に、線のエネルギーにも依存し、最大エネルギー0.7~2.5MeVで、約3倍の変化があった。