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永井 良治; 羽島 良一; 沢村 勝; 西森 信行; 菊澤 信宏; 峰原 英介
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 528(1-2), p.231 - 234, 2004/08
被引用回数:2 パーセンタイル:18.05(Instruments & Instrumentation)原研ERL-FELの高出力化のために光共振器形状の最適化を行った。FELの効率は光共振器の出力効率,相互作用モード体積といった光共振器の性能に依存している。光共振器の出力効率,相互作用モード体積をそれぞれ最大化,最小化することにより形状の最適化を行った。光共振器の出力効率及び相互作用モード体積はFFTにより改良したFox-Liの手法を用いたシミュレーションコードにより計算した。
永井 良治; 羽島 良一; 菊澤 信宏; 峰原 英介; 西森 信行; 沢村 勝
Proceedings of 26th International Free Electron Laser Conference (FEL 2004) and 11th FEL Users Workshop (CD-ROM), p.255 - 257, 2004/00
原研ERL-FELではセンターホール出力の光共振器を採用している。FEL出力変動を1%以下にするための光共振器のミスアライメント許容度をFFT-FoxLiを用いたコードにより評価した。光共振器のミスアライメント許容度は位置ずれ角度ずれそれぞれ0.1mmと40radであり、この値は床の振動,アライメント装置の精度以下であるので、この光共振器はFEL出力変動1%以下の安定度を得るために十分に大きなミスアライメント許容度を持っていることがわかった。また、全反射ミラーについては位置ずれをミラーの傾きにより補正できることもわかった。
沢村 勝; 永井 良治; 菊澤 信宏; 西森 信行; 峰原 英介
Free Electron Laser and Its Application in ASIA, p.195 - 199, 1997/00
自由電子レーザーの光共振器の整列精度を評価するための光学設計コードの開発を行った。このコードはミラー、アンジュレータ・チェンバー、偏向磁石チェンバー、出力用ホールなどの光共振器の要素の複雑な形状を取り扱うことができる。さらに電子ビームの特性による放射光の様々な角度分布、空間分布を作ることができる。原研FELの光共振器からの出力信号とこのコードの計算結果とを比較することにより、光共振器の整列誤差や電子ビームの位置ずれが評価ずれが評価できるため、電子ビームのハンドリングや光共振器の整列に有用である。