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鬼沢 邦雄; E.van-Walle*; R.K.Nanstad*; M.Sokolov*; W.Pavinich*
Small Specimen Test Techniques (ASTM STP 1329), 0, p.383 - 410, 1998/00
1992年に開始されたASTM試験片再生ラウンドロビンでは、10機関が参加してシャルピー衝撃試験片の再生手法の比較、インサート長さ、シャルピーハンマー刃先の影響等を調べるための試験が実施された。シャルピー吸収エネルギの比較からは、試験片再生により吸収エネルギに低下が生じることが確認された。この低下量は、(1)ASTM刃先でスタッド溶接・アップセット溶接の場合、(2)ASTM刃先で電子ビーム溶接、ISO刃先でスタッド溶接・アップセット溶接の場合、(3)ISO刃先で電子ビーム溶接の場合、の3通りに概ね分類された。一方、最高荷重や劈開破壊発生荷重等、計装シャルピーデータに基づく荷重値は、試験片再生の影響をほとんど受けないことが確認された。これら荷重値に基づく荷重ダイアグラム法に基づく原子炉監視試験の評価の有用性を指摘した。
西山 裕孝; 深谷 清; 鬼沢 邦雄; 鈴木 雅秀; 中村 照美*; 貝原 正一郎*; 佐藤 彰*; 吉田 和夫*
Small Specimen Test Techniques (ASTM STP 1329), 0, p.484 - 494, 1998/00
表面活性化法をシャルピー衝撃試験片の再生に適用し、各種評価試験に供した。試験片再生に関しては、接合部の溶融領域・熱影響部を狭くすること、照射脆化の回復を防止するために試験片の温度上昇を極力抑えることが必要である。表面活性化法によれば母材を溶融せずに材料を接合できることから、上記の要件に対して、極めて有効な方法である。原子炉圧力容器鋼を用い、接合後の組織観察、再生されたシャルピー衝撃試験及び接合中の温度測定により以下の結論が得られた。(1)最適化された接合条件により、熱影響部の幅は片側1mm以下である。(2)再生されたシャルピー衝撃試験片から延性脆性遷移温度等の評価が可能である。(3)他の一般的な溶接法による試験片再生と比較して、接合中の温度を低く抑えられる。
鬼沢 邦雄; 深谷 清; 西山 裕孝; 鈴木 雅秀; 見原 正一郎*; 中村 照美*
IWG-LMNPP-94/9, 0, 12 Pages, 1994/00
原子炉の構造基準では、原子炉圧力容器鋼の照射脆化評価のため監視試験実施が義務付けられている。原子炉の供用期間を延長する場合、監視試験用試験片が不足する可能性があるため、試験済み試験片の再利用、すなわち試験片再生技術の開発は重要課題である。本報では、常温接合技術として試験片再生に有望な表面活性化接合法の適用性を検討した。軽水炉圧力容器鋼を用いた基礎的検討結果から、接合部の硬化領域の幅を3mm以下、接合時に照射温度以上に上昇する領域の幅を6mm以下に抑えることができることがわかった。他の溶接による試験片再生法と比較して、これら接合の影響をより小さくすることができ、より優れた試験片再生法であることが確認できた。