1998年度

Energy Hum.


26648
低レベル放射性雑固体廃棄物の高減容処理について
平林孝圀
Energy Hum. 45, p.14-18(1998);(JAERI-J 15645)

 低レベル放射性廃棄物は,放射能レベルが比較的低い反面,発生量が著しく多く,累積保管量は年々増加の一途をたどっている.ここでは,低レベル廃棄物の発生状況,管理の現状などについて概観し,合理的な処理処分の在り方と減容・安定化の必要性について概説した後,多種多様な材質及び核種構成を持ち,比較的処理の困難な研究所等廃棄物の処理を念頭に,減容処理を安全かつ効率よく行う上で必要となる放射能測定や形状・材質測定等の内容物確認技術,減容処理に先立つ分別・切断技術,各種の除染技術,溶融・安定化技術及び高圧縮技術等について論じる.さらに,原研東海研において,減容効果の高い処理技術を中心とした新たな放射性廃棄物管理システムを構築するために建設整備を進めている高減容処理施設の概要を紹介する.


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