1998年度

Proc.of 2nd Int.Workshop on the Integrity of Nuclear Components


26823
Investigation on fracture toughness evaluation method for reactor pressure vessel surveillance
鬼沢邦雄・飛田徹・鈴木雅秀
Proc. of 2nd Int. Workshop on the Integrity of Nuclear Components, p.273-289(1998);(JAERI-J 15793)

 原子炉圧力容器の監視試験に適用できる破壊靱性評価法についての研究を進めている.国産圧力容器用ASTM A533B-1鋼について,予き裂付きシャルピー型破壊靱性(PCCv)試験片の適用性を検討した.破壊靱性値に及ぼす試験片寸法効果を補正するため,最弱リンク理論に基づく補正式をPCCvデータに適用した.破壊靱性のばらつきに関して,ワイヤブル統計処理に基づく評価を行った.ワイヤブル形状母数の比較から,照射により破壊靱性のばらつきがやや小さくなる傾向が示された.また,ASTMで提案されているマスターカーブ法及び日本電気協会規定の手法を適用し,照射後破壊靱性の評価法を検討した.保守的評価のためには,照射前のデータベースを拡充することが重要であることを示した.


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