2000年度

混相流


280318
原子力施設解体におけるエアロゾル粒子の飛散挙動
島田太郎・立花光夫・柳原敏
混相流 13(4), p.350-357(1999) ; (JAERI-J 17315)

 原子力施設の解体時には,機器や構造物を各種工法により切断する.このときエアロゾル粒子等の副次生成物が発生し,作業員の内部被ばくや汚染拡大の原因となる.副次生成物の発生を抑制するとともに,その飛散挙動を制御することによって安全な解体作業が実現できる.原研ではその安全性評価の一つとして解体作業時のエアロゾル粒子飛散挙動を数値解析により評価し,またその検証のためにグリーンハウス内で切断実験を行った.本稿では改良したFLOW3Dを用いての解析方法,切断実験の測定方法を述べ,それぞれの結果を比較した.その結果,切断を行う以前の定常状態はもちろん,多量の熱供給によって発生する上昇流を十分な精度で模擬できることを確認した.切断中及び切断後の空気中放射能濃度の時間変化及び空間分布を評価した.


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