2000年度

Journal of Physics, G


280248
Equation of state of neutron-star matter and the isovector nucleon optical model potential
丸山智幸*・千葉敏
Journal of Physics, G 25(12), p.2361-2369(1999) ; (JAERI-J 17255)

 相対論的平均場理論を用いて,中性子星物質の状態方程式と核子・原子核反応を記述するアイソベクター光学模型ポテンシャルの関連についての研究を行った.この研究により,中性子星物質の陽子混合率により決定され,かつ中性子星の急速な冷却をもたらすDirect URCA過程の可能性と,中間エネルギー領域における核子光学模型ポテンシャルのアイソベクター部のエネルギー依存性との関連が明らかにされた.したがって,核子の光学ポテンシャルを正確に決定することにより,中性子星物質の状態方程式や冷却過程についての不確定性を減らすことが可能であることが示された.


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