2000年度

Proceedings of an International Topical Meeting on Light Water Reactor Fuel Performance (CD-ROM)


280329
Behavior of PWR and BWR fuels during reactivity-initiated accident conditions
更田豊志・中村武彦・笹島栄夫・永瀬文久・上塚寛・菊池圭一*・安部智之*
Proceedings of an International Topical Meeting on Light Water Reactor Fuel Performance (CD-ROM), 15p.(2000) ; (JAERI-J 17326)

 NSRR実験を中心とした反応度事故条件下における燃料挙動研究について最新の成果を報告する.被覆管の水素脆化を主因とするPCMI(燃料ペレット/被覆管機械的相互作用)破損が問題となっているPWR燃料については,最新のTK-7実験における燃料破損状況を示す.一方,PWR燃料に比べて被覆管強度の低下及びPCMIによる負荷が小さいBWR燃料においても,燃焼度の増大に伴って過渡時の変形が大きくなる傾向が見られており,PCMI破損に至る可能性が大きくなっている.ATR-MOX燃料実験においては,燃料の変形及びFPガス放出がウラン燃料に比べて大きくなる傾向が見られ,Puスポット近傍のペレット微細割れなど,MOX燃料特有の現象が見られる.さらに,内圧バースト試験では,外周部に水素化物の偏析が著しい被覆管は高温条件(620K)下においても破断歪が1%以下となることを示した.


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