2000年度

Heavy Liquid Metal Coolants in Nuclear Technology, 1 (HLMC'98)


280460
Heavy liquid-metal cooling option of JAERI accelerator-driven transmutation systems
滝塚貴和・辻本和文・佐々敏信・高野秀機・広田耕一*・神島吉郎*
Heavy Liquid Metal Coolants in Nuclear Technology, 1 (HLMC '98), p.143-153(1998) ; (JAERI-J 17439)

 液体重金属冷却加速器駆動システムの技術的成立性の検討及びその技術課題の摘出,ナトリウム冷却システムの比較を行うために,予備的な設計研究を行った.システムは大型軽水炉10基からのマイナアクチナイドを硬い中性子エネルギースペクトルにおいて消滅処理する専焼システムであり,800MWの熱出力及び約250MWの電気出力を発生する.重金属冷却材は核破砕ターゲットを兼ね,中間冷却ループを省くことができる.耐震設計の観点からプール型の構成とした.鉛・ビスマスを用い,運転温度を600-700Kとすることにより材料共存性の問題は大きく緩和される.液体重金属冷却では,ビーム窓の構造健全性の問題がより厳しくなる.


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