2000年度

Strong Microwaves in Plasmas 2000


290144
Development of ECRF components and system for ITER and JT-60U tokamak
藤井常幸 ; 今井剛
Strong Microwaves in Plasmas 2000 Vol.2, p.615-628(2000) ; (JAERI-J 17864)

 最近の原研における電子サイクロトロン波帯(ECRF)コンポーネント及び同システムの開発について発表する.人工ダイヤモンドを使用した出力窓を持つITER用の原型ジャイロトロンを開発し,170GHzにおいて出力450KW/8秒の世界最高値を達成した.一方,実際の装置環境での使用を調査するため,JT-60Uを想定して110GHzジャイロトロンを試作し,現在までに1MW/0.5秒,0.3MW/5秒の出力を確認している.人工ダイヤモンドは高熱伝導率を有する等,中心部で高い出力密度の伝送に有利なガウス分布出力を可能とし,実際,出力窓からアンテナまでの伝送において高効率伝送(約75%)を実証した.試作コンポーネント等を用いた予備的なシステム開発ではJT-60Uに0.7MW/0.6秒の入射を行い,電子温度が約2.5keV上昇する等,顕著な電子加熱を観測した.


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