2002年度

分析化学


300566
原子炉中性子による即発γ線分析
米澤仲四郎
分析化学 51(2), p.61-96(2002) ; (JAERI-J 19097)

 中性子即発γ線分析(PGA)は,原子炉の冷中性子等の低エネルギーガイドビームを使用することにより高感度化し,ほかの方法では分析が困難なH,B等の軽元素及び多元素の非破壊分析法として近年大きく発展した.原子炉の中性子を利用するPGAについて原理と特徴及びその歴史について述べた後,装置を炉内型,ビーム型及びガイドビーム型に分類し,その特徴を述べた.さらに,元素分析のための基礎事項及び定量法について述べ,各種分野への応用を述べた.最後に最近開発された中性子レンズによる局所領域,微小試料及び分布分析を述べ,PGAの今後の展開を予測した.


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