2002年度

IAEA-TECDOC


310184
Study on high burnup fuel behaviour under a LOCA conditions at JAERI
永瀬文久 ; 谷本政隆* ; 上塚寛
IAEA-TECDOC-1320, p.270-278(2002) ; (JAERI-J 19828)

 高燃焼度燃料のLOCA時挙動を評価するための基礎データを取得することを目的に,原研は体系的な研究計画を進めている.これまでに,非照射被覆管を用いた高温酸化試験を実施し,酸化速度に対する予備酸化と予備水素吸収の影響を分離的に調べた.また,被覆管の急冷時耐破断特性に及ぼす予備水素吸収の影響を調べるためにLOCA条件を模擬した「総合的な熱衝撃試験」を行った.試験の結果,軸方向拘束のない条件下では,破断限界となる酸化量に,予備水素吸収の影響が見られないことが示された.一方,拘束される条件では,予備水素吸収により破損限界酸化量が低下することが判明した.


[ page top ]
JAEA > JAEA図書館 > JOPSS > 学会誌等掲載論文[バックナンバー] >  累積情報(2002年度) > 当ページ
Copyright(C), Japan Atomic Energy Agency (JAEA)