2002年度

Optics Letters

310136
Demonstration of a transient-gain nickel-like xenon-ion X-ray laser
Lu, P.* ; 河内哲哉 ; 岸本牧 ; 助川鋼太* ; 田中桃子 ; 長谷川登 ; 鈴木将之* ; Tai, R.* ; 加道雅孝 ; 永島圭介 ; 大道博行 ; 加藤義章 ; Fiedorowicz, H.* ; Bartnik, A.*
Optics Letters 27(21), p.1911-1913(2002) ; (JAERI-J 19780)

　ガスパフターゲットを用いて過渡利得励起方式のNi様XeイオンのX線レーザーにおいて高い利得係数での発振を実証した．X線レーザープラズマは，進行波励起方式で，線集光したパルス幅３ピコ秒のポンプレーザーをガスパフターゲットに照射することにより生成した．全ポンプエネルギーは18Jであった．Xeプラズマから波長9.98nm（4d-4p, J=0-1遷移）の強い発振線が観測され，利得係数は17.4[1/cm]であった．さらに，波長9.64 nmの発振線においても利得係数5.9[1/cm]が観測された．