2002年度

IAEA-SM


300767
Current status of JAERI program on development of ultra-trace-analytical technology for safeguards environmental samples
安達武雄 ; 臼田重和 ; 渡部和男 ; 桜井聡 ; 間柄正明 ; 半澤有希子 ; 江坂文孝 ; 安田健一郎 ; 齋藤陽子 ; 高橋正人 ; 軍司秀穂 ; 榊原孝明 ; 黒澤節身 ; 宮本ユタカ ; 鈴木大輔
IAEA-SM-367/10/02 (CD-ROM), 8p.(2001) ; (JAERI-J 19253)

 IAEA保障措置制度の強化に寄与するため,原研では環境試料に含まれている極微量核物質の分析技術開発をスクリーニング,バルク分析及びパーティクル分析について進めている.スクリーニングでは,低エネルギーγ線及びX線測定へのアンチコンプトン法の適用及びイメージングプレート法をとりあげた.バルク分析では,拭取り試料の前処理条件の最適化を検討し,拭取り試料に含まれるウラン不純物の影響の低減化を図った.同位体比測定手法としては,試料調整が容易なICP-MSに注目した.パーティクル分析では,TXRF,EPMA及びSIMSで共通に使用できる試料保持体の作成により,粒子ごとの測定に要する時間の短縮を目指している.TXRFによるウランの感度は0.4ngを達成した.これらの研究は,今後クリーンルームを有するCLEAR施設で実施される.2003年3月までに極微量分析技術を確立し,ネットワーク分析所としてIAEAに貢献するとともに,国内保障措置制度にも寄与する.


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