2002年度

Proceedings of 10th International Congress of the International Radiation Protection Association (IRPA-10) (CD-ROM)


300762
Development of model for dynamical behavior of water and 222Rn in unsaturated soil
小嵐淳* ; 天野光 ; 飯田孝史* ; 山澤弘実 ; 永井晴康
Proceedings of 10th International Congress of the International Radiation Protection Association (IRPA-10) (CD-ROM), 9p.(2000) ; (JAERI-J 19248)

 H-3,C-14等の放射性ガスの地表循環モデルを開発するため,水蒸気,及び希ガスであるラドンを用いて,土壌からのガスの湧出機構を解析した.不飽和土壌中の水の動き,及びラドンガスの動きをそれぞれに表す1次元の数値モデルを同時に解くことにより,ラドンの地表からの散逸を評価し,チェンバー法による乾季及び雨季それぞれについての観測結果と比較した.その結果,提示したモデルで地表からのラドンガス散逸の時間変動を良く表すことができることがわかった.


300761
Transfer of long lived radionuclides in Chernobyl soils to edible plants
天野光 ; 上野隆 ; Arkhipov, N.* ; Paskevich, S.* ; 小沼義一*
Proceedings of 10th International Congress of the International Radiation Protection Association (IRPA-10) (CD-ROM), 6p.(2000) ; (JAERI-J 19247)

 チェルノブイル原子炉事故で汚染したピート土壌及び砂質土壌で栽培した,こまつな,人参等の野菜への放射性Cs,Sr,及び超ウラン元素移行挙動につき調べた.放射性Cs,Srについての移行係数は,これまでの報告値の範囲内であったが,プルトニウムについては,これまでの報告値を超えていた.その原因として,燃料の微細粒子から溶出し,植物に移行する成分の存在が考えられる.また,プルトニウムについて移行係数の土壌濃度依存性があり,土壌の存在形態が土壌濃度により異なることがその原因と考えられる.


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