2002年度

Plant Biotechnology


300824
Potato virus Y-resistance in the progeny of haploid mutants obtained by the culture of Nicotiana Tabacum L. Anthers exposed to ion beams
浜田健太郎* ; 井上雅好* ; 田中淳 ; 渡辺宏
Plant Biotechnology 18(4), p.251-257(2001) ; (JAERI-J 19302)

 イオンビーム照射とタバコ花粉の培養系利用によって得られたポテトウィルスYの耐病性半数体の染色体倍化を行うため,髄組織の培養を試みた.その結果,35個体の植物を得ることができ,順化を行った.それらの染色体数は22から96本まで変化していたが,16個体では,正常な48本の染色体を保持していた.また,これらの植物体は自家受粉により稔性種子を作り出せることができた.さらに,後代でポテトウィルスYの接種試験を行ったところ,耐性と感受性の植物体が混在していたものの,半数体で耐病性であった約50%が倍化植物体でも耐性であることがわかった.


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