2002年度

日本材料学会第37回X線材料強度に関するシンポジウム講演論文集


300853
無ひずみ格子面間隔測定装置の製作と、一般構造材の測定
皆川宣明 ; 盛合敦 ; 森井幸生 ; 斎藤徹*
日本材料学会第37回X線材料強度に関するシンポジウム講演論文集, p.220-222(2001) ; (JAERI-J 19331)

 中性子回折法によるひずみ測定ではε=Δd/d=(d-do)/doによりひずみが求められる.無ひずみ状態における格子面間隔doは材料を熱処理や粉末化して測定を行うが,手間と時間を必要とする.われわれは,一般構造材が,アルミ,鉄をベースとした正方晶系に着目し,ランダムな回転をさせながら中性子回折測定を行うことにより,do(hkl)を行う連続χφ軸回転ゴニオメーターを製作し測定を試みた.その結果,A7075材を粉末化したものを中性子回折法及びX線回折法で測定し得られた格子定数aoと開発ゴニオメーターにより測定した結果が10-5nmで一致し,実用になることを立証できたので報告する.


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