2002年度

電気設備学会誌


300674
高周波ノイズ減衰用接地線の基礎実験
岡田健一* ; 恒岡まさき ; 村野佳大* ; 大川慶直
電気設備学会誌 22(2), p.151-158(2002) ; (JAERI-J 19169)

 従来,電気器の接地は人身に対する保安を中心に設計されてきた.しかし,高周波化が進んだ電力機器が誘電ノイズを増加させる一方,電子機器は高周波化,低電圧化及び微細化が進んでノイズに対するイミュニテイが低下する傾向にある.このような背景の中で接地線が介在する導電ノイズの伝搬・並列共振・放射問題を考える必要が次第に増してきて電気・電子機器の誤動作,破損を起こすケースが出てきた.本論文は商用周波数帯のインピーダンスに影響することなく,先の高周波の導電ノイズを減衰させる高域減衰器のついた接地線の提唱を行うとともに,基本的モデル実験を行った結果について述べたものである.


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