2002年度

Proceedings of American Nuclear Society Conference "Nuclear Applications in the New Millennium" (AccApp-ADTTA '01) (CD-ROM)


301005
Present status of spallation neutron source development; JAERI/KEK joint project in Japan
神永雅紀 ; 羽賀勝洋 ; 麻生智一 ; 木下秀孝 ; 粉川広行 ; 石倉修一* ; 寺田敦彦* ; 小林薫* ; 安達潤一* ; 寺奥拓史* ; 高橋才雄* ; 本村士郎* ; 佐々木忍 ; 日野竜太郎 ; 渡辺昇*
Proceedings of American Nuclear Society Conference "Nuclear Applications in the New Millennium" (AccApp-ADTTA '01) (CD-ROM), 9p.(2002) ; (JAERI-J 19451)

 原研とKEKは大強度陽子加速器計画の下で中性子散乱実験施設の建設計画を進めている.核破砕中性子源としては,1MWの陽子ビーム入射を想定したクロスフロー型水銀ターゲットの設計検討を実施している.本報では,水銀ターゲット熱流動設計を中心に中性子散乱実験施設建家設計の現状,水銀熱伝達試験結果及びターゲット容器の遠隔操作実証試験装置について報告する.水銀ターゲットの熱流動解析では,陽子ビームプロファイルとしてガウス分布を想定した.入口水銀温度50℃,入口平均流速1.0m/s,内部総発熱量約0.4MWの条件で解析を行い,水銀最高温度121.5℃,容器最高温度232℃という結果を得て,熱流動的には成立することを明らかにした.また,解析で用いた熱伝達モデルは,水銀熱伝達実験結果に基づき検証した.さらに,本施設の要となるターゲットリモートハンドリング機器については,概念設計結果を基に実規模試験に着手し,所期の性能を発揮することを確認した.


300912
Research on nitride fuel for transmutation of minor actinides
湊和生 ; 荒井康夫 ; 赤堀光雄 ; 中島邦久
Proceedings of American Nuclear Society Conference "Nuclear Applications in the New Millennium" (AccApp-ADTTA '01) (CD-ROM), 6p.(2002) ; (JAERI-J 19378)

 原研では,加速器駆動炉を用いたマイナーアクチノイドの核変換処理概念を提案しており,そこでは窒化物燃料を候補としている.窒化物燃料は,アクチノイド相互の固溶性に優れ,熱伝導率が高いとともに,硬い中性子スペクトルを実現できる.炭素-14の生成を避けるために窒素-15を用いる必要があるが,燃料の再処理に高温化学法を適用することにより,窒素-15を再利用することができる.ここでは,原研で行ってきた,窒化物燃料の調製試験,特性評価試験,及び照射試験についてまとめた.


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