2002年度

新世紀の食品加工技術


301187
世界の食品照射技術の動向
久米民和
新世紀の食品加工技術, p.91-100(2002) ; (JAERI-J 19611)

 世界の食品照射の動向について,食品照射の日米経済規模の比較結果も含めて解説した.我が国では,食品照射は国の特定総合研究として7品目の検討が進められたが,1974年から実用照射が行われている馬鈴薯の発芽防止を除いて,他は実用化が認められていない.米国は,香辛料の殺菌処理などが急激に伸びており,経済規模は,最小で206億円(170M$)最大3,903億円(3,226M$)である.馬鈴薯の発芽防止19億円のみの日本に比べ,米国の規模は11倍(最小)から205倍(最大)である.EU,中南米,アジア・オセアニアでも,近年食品照射の実用化が活発に進められており,これらの国々における最近の動向についても解説した.


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